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2020年2月27日 (木)

21春夏PVパリ ⑴ 平常時から大きく外れた例外的な会期

 パリではプルミエール・ヴィジョン(略してPV)パリが、この11日~13日開催され、連日パリ・ノール ヴィルパント見本市会場に足を運びました。Fd2034402  ミラノのミラノウニカ(MU)同様、PVパリでもコロナウィルスの感染拡大が影を落としている様子でした。来場者はいつもより少なく、その分静かでゆったりとしていて、来訪した者にとっては何もかもがスムースでかえって良いのかも、と思ったりしました。

 実は私はPVの前日に、PVパリ会場に近いル・ブルジェ会場で行われていたテックスワールド・パリ展を訪れていました。この見本市の出展企業はほぼ半数が中国です。中止かも、との噂もありましたが、きちんと開かれていました。ただし思っていた通り、中国ブースはほとんどが空で、人がいたとしてもEU在駐の方々でした。ある人は「ゴーストタウンのようだった」と過激な表現もされていました。
 日本からはトヨシマ(中国やインドネシア支店)が1社出展されていて、「次回はもう参加しない」と諦めたように話していたのが印象的です。360度伸縮するツイル「ワンダーシェイプ(WONDER SHAPE)」というカジュアルなパンツ向け素材などを打ち出し、しっかり準備されていたのに残念なことでした。
 
 さてPVパリですが、結果速報によりますと来場者数は44,414名で、平常時から大きく外れた例外的な会期となった、と発表しています。出展社数は6つの見本市全体で世界48か国から1,755社、内新規出展は148社で、昨年同期比2%の微減です。これには当初出展の申し込みをしていた中国企業の出展見合わせ(実際45社が取りやめた)の影響があったとみられていて、このことを踏まえても堅調だったといいます。
 6つの見本市別では軸となるPVファブリックが771社、PVレザーが255社、PVアクセサリー282社、PVマニファクチュアリング180社、PVデザイン222社、PVヤーン45社で、それぞれ減っています。日本からは55社が出展しました。
 来場者数は上記の通り、45,000人に満たず、前年比17%と大きく減少しています。しかしながら、それでも124か国から通常の80%を超える来場者が、2021春夏コレクションの準備のために会場を訪れたことは、やはり高く評価されるべきことと思います。
 実際、今期も業界の今後にとって鍵となるような取り組みが多々あり、たくさんのインスピレーションや体験に溢れていました。
 これについて、このブログで随時お伝えしていきます。

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