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2019年12月 5日 (木)

高野口パイル「ぷわぷわ15」展 各社個性を訴求

 この10月2~4日、ラフォーレ原宿にて紀州繊維工業協同組合主催のパイルファブリックの総合展「ぷわぷわ15」が開催されました。出展したのは日本有数のパイル産地、高野口の13社です。エコファーに追い風が吹く中、多数のバイヤーが来場し、各社得意の「個性」をアピールすることができたといいます。
 機能性を持たせる、染め織りに変化をつけるなど、バリエーションが拡大する一方、エコやサステナビリティの打ち出しも多く、ともに新しい動きとして注目されます。

ヤマシタパイル
 目玉は世界初のアウトラストファーです。
Img_88751jpg  アウトラストは、快適に保つ温度調節機能(32℃)のある繊維で、Img_88781 パイル部分に使用されているとのこと。 ポリエステル<アウトラスト>50%、アクリル50%のファーです。
 また「ナチュラルテキスタイル」のテーマで、心地よいコットンパイルの提案もみられ、こちらも好評といいます。

妙中パイル織物
Img_88821  様々なビロード状の生地を提案しています。
 立体的なレリーフやプリーツ加工などを加えた装飾性の高いものなど、アパレルにまたポーチといった雑貨小物に、用途が広がっている様子です。
 
松岡織物
 コーデュロイやカットコーデュロイのようなパイルや、表がツイルやヘリンボンで裏がモコモコしたリバーシブルパイルなどを発信していました。
Img_88971jpg Img_88911jpg
 いずれも軽くて心地よい感触の、コットン100%素材です。エコフレンドリーで、カジュアルなアウトドアウェアにぴったりな生地と思いました。

野上織物
 美しい「再織」に目を奪われました。
Img_88891  「再織」とはシェニール織のことです。一度織り上げた生地をタテ糸に沿って裁断し、モール状に仕上げ、そのモール糸をヨコ糸に使い再度織り上げるのでこう呼ばれているのです。綿の持つやわらかな風合いを艶やかに、表裏無く表現できる特殊な織物で、ラグジュアリーブランドからの引き合いが増えているといいます。

青野パイル
Img_88861jpg  シンカーベロア、多色ベロアで注目のメーカーです。
 レーヨンやコットン混でニードルパンチのような味わい深い雰囲気を表現しています。
 右はそのシリーズの一つです。

吉田染工
Img_88731  ツィードのようなファンシーな表現は、パイルではなく、島精機のスライというコンピューターシャカードニット機により生み出されたものです。
 広がる可能性に期待しています。
 

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