2020春夏PRO1.TRADE SHOW「今」結ぶブランド集結
2020春夏向けファッション合同展「PR01. TRADE SHOW」(ワンオー PR01.事業部主催)が、10月15日~17日、渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにて開催されました。会場となったホテルルームにはファッションの「今」を伝える54の有力若手デザイナーブランドが集結、日程が楽天ファッションウィーク東京(RFWT)と同時期だったこともあり、にぎやかな商談風景でした。
ハトラ (HATRA)
ブランドを手がけるのは長見佳祐デザイナーです。「居心地の良い服」をコンセプトにパーカーをメインにした服づくりで衝撃的なデビューを果たしたことで知られていますね。 今季のテーマは「Tuner/調律体」だそう。
異次元の世界とつながるウエーブや境界線上の存在に思いを馳せ、“釣り人”をイメージしてデザインしたとか。
魚網を思わせるメッシュ使いのドレスや、エプロンパンツ、“深淵”を喚起させるアートな意匠のカットソーといったワードローブが並びます。
複雑なアシンメトリー、立体的カット、構築的なシルエットが特徴の、どこか未来的な感覚なコレクションです。
コハル (KOHAL)
ブランドを手がけるのは東京出身のKoharu Saitoさん。 タエ・アシダのアシスタントデザイナーを務めた後、パリでトム・ブラウンNYのコレクション制作に携わり、今年にコハルを立ち上げた新進気鋭のデザイナーです。
スモッキング刺繍など、1針1針手作業でつくるクチュール的技法が詰まったドレスを提案。
そのほとんどは一点物といいます。
生地は国内外各地から仕入れた個性豊かなテキスタイルを使用。
細部までこだわったエレガントなコレクションに、魅せられました。
イン・プロセス (IN-PROCESS)
スティーブン・ホールと大原由梨佳のデュオが手がけるブランドです。 今季は「フューズド・アルティザナル(FUSED ARTISANAL)」をテーマに、ベーシックな服に再アプローチ。普遍的なスーツやトレンチ、シャツ、デニムなどをどう面白く、かつ着やすく、キレイに仕立てられるかを追求したといいます。異なる要素と組み合わせ、現代感覚に落とし込む手法で、このブランドらしさを表現していました。
ルリ.W (RURI.W)
デザイナー渡邉瑠璃さんが手掛けるブランドです。 テーマは「カセクシス/アプレボーイ ''CATHEXIS'' APRES-BOY SS01」で、シンプルで、ピュア、ナチュラルな感覚のワードローブを提案しています。
ピンクやベージュに絞ったカラー展開も今風で好感しました。
ローランダー (LOWRUNDER) コンセプトは「時代を再構築する服」だそう。古着や職人の手仕事にインスパイアされたコレクションで、デニムや生地の切れ端をなど利用し、新しい表情を見せる服を提案しています。
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