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2019年12月 7日 (土)

メゾン マルジェラ アーティザナル コレクション展を体感

 今、東京・恵比寿にあるメゾン マルジェラ トーキョーで、ジョン・ガリアーノが手掛けた「アーティザナル コレクション」展が開催されています。
 展示されているのは2019年春夏の「メゾン マルジェラ オートクチュール アーティザナル Co-ed」のコレクションで、テーマは“デカダンス”です。
Img_18581  右は、入口正面の三方鏡張りのコーナーにディスプレーされているルックで、カラフルで華麗、アバンギャルドなデザインにドッキリ! 
 使用されている生地はプードル柄のジャカード地です。
 ここではもう服に区別がありません。
 裏と表はもとより、トップスとボトムス、男女の別もない、あらゆる仕切りを取り払った新しい概念の服づくりが行われているのを目の当たりにします。

 パンフレットでガリアーノが語る“デカダンス”についての考え方が興味深いので、要約してご紹介します。
 「私は何か新しいチャプターを始めたくて仕方がなかった。思いついたのが“デカダンス”というアイデアだ。なぜなら世の中には過剰、改ざん、衰退を表す、エネルギーが満ち溢れているからで、その過剰な気ままさとそこから来る遊び心にインスパイアされたのが今回のコレクションだ」。次いで「私はこのアイデアを鏡に映し出す必要があった。鏡は何がリアルで何がリアルでないかを描き出す方法だ。プードルというモチーフはすごくデカダンと思う。ショーのためにクリップされて毛の色を染めた華やかで美しいプードルだからね」。
Img_18781 Img_18651pg  
           左は、プードル柄のジャカードのスカートがカットされて、ボディの上を移動して、ドレスとして再解釈されたもの。ブラックタフタのプリーツディテールをほどこしたアンダードレスに重ねて。
右は、ヘリンボーン柄のスカートをセーラーパンツに着想を得たネックラインのトップに変容させ、ネックラインに鮮やかなイエローのライニングをほどこしたもの。ボトムはオーバーダイされたコートのトップ部分をカットし、ショーツに再解釈したパンツルック。
 
Img_18741_20191208155001  上は、メゾンマルジェラの2019秋冬Co-edコレクションの展示です。“デカダンス”に続く“デフィレ”コレクションで、想像力を掻き立てられる印象的なピースがハンガー展示されていました。
 
 これはガリアーノのクリエイテイブな才能を体感できる千載一遇のチャンスです。ファッションデザインを学ぶ方は必見かも。ちなみに開催は11日までです

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