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2019年10月24日 (木)

パリのプティ・パレ ロマン主義時代のパリ1815-1848 展

 この9月、パリのプティ・パレで開催されていた展覧会「ロマン主義時代のパリParis Romantique, 1815-1848」を鑑賞しました。9月15日が終了日でしたので、ギリギリのタイミングで間に合いました。 
 ロマン主義時代というのは19世紀前半の時代です。タイトルにもあるように、1815年から1848年まで、ナポレオン失脚から2月革命まで、短期間に多くの政変が起きた不安定な時代でした。

 会場では当時の様子を伝える資料が多数(約600点)展示されていて、服飾資料も少しでしたが、見ることができました。
Img_70221jpg  
 この時代はブルボン王朝による第2次王政復古が始まり、ロココ趣味に変貌していく頃です。
Img_70231  女性服はウエストが自然の位置になり、スカートが広がって、羊の脚型袖が大流行します。
 コルセットも復活し、清純でか細い少女のような女らしさが求められるようになり、女性たちはそうした偶像化された理想の美を目指して身をやつしたといわれています。
 右はその頃の花柄プリントのコットンドレスです。
 
Img_70261  男性服はダンディズムの一層の高揚をみた時代です。
 
  右は白で統一したダンディなスタイルです。ベストにあしらわれた花の刺繍が男性なのに女性的に見えます。

 この時代は男性もコルセットを着けたといわれていて、その有名な風刺画も展示されていました。


 
Img_70311jpg  このロマンティック時代と言えば、ショパンとジョルジュ・サンドが活躍した時代でもあります。上は二人の肖像画です。
 私はパリのロマンティック美術館にも行っていますので、同じものを目にしているのですが、今回は全体の雰囲気も手伝って印象に残りました。

Img_70341jpg  ショパンが 弾いたというピアノも見ることができました。さぞかし優雅だったでしょう。ため息が出ます。
 
 先般のパリコレクションでは、服飾史を紐解くようなクラシカルなドレスが有力デザイナーたちにより現代風にデザインされています。来春夏のトレンドの一つにもなっている、ピュアな白いレースや透けるような薄い生地を使ったフリルやラッフルの可憐なドレスは、もうまさにロマン主義時代のパリジェンヌ---です。
 歴史はカタチを変えて繰り返すことを改めて実感します。

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