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2019年9月20日 (金)

メゾン・エ・オブジェ パリ ⑴ 「WORK!」発信

 このブログの2019.7.7付けでお知らせした「メゾン・エ・オブジェ パリ(M&O PARIS) 」に行って来ました。
 この9月展での出展社数は69か国2,762社3,137ブランドだったと発表されています。その内訳は、地元フランスが1,233ブランドとやはり断トツのトップです。フランスを除いたトップ5は、イタリア、ドイツ、オランダ、ベルギー、英国となっています。
 来場者数は160か国から76,862名、昨年同期比0.5%増で、フランスが47,003名、フランス以外からはイタリア3,984名、ドイツ2,511名、オランダ2215名、英国2,100名だったといいます。
 私が行ったのは10日、最終日でしたので、全体に静かな印象でした。フランスは土曜日の黄色いベスト運動が続いていますし、交通ストライキもありました。店頭は今一冴えない様子でしたが、本9月展ではそれなりに人が入り、手応えを感じている出展者が多かったようです。
 
 毎回、その発信が注目されるインスピレーションテーマ、今回は「WORK!」でした。このテーマにまつわるプロダクトを展示していたのが、「WHAT’S NEW」で、1,200㎡のエリアに最新の商品が紹介されていました。
Img_63471jpg  これを見ると、オフィスデザインがアットホームな雰囲気の空間デザインへと方向転換していることがよくわかります。まさにオフィスに住宅のコンセプトが乗り移ってきたようです。
 様々な商品が見られましたが、ほとんどは家具や電気製品で、繊維製品はとても少なく、目に留まったのが下記です。
 
 右は、昼寝用の「オストリッチピロー(OSRICHPILLOW)オリジナル」です。
 Img_63511 これはダチョウ(OSTRICH)の頭の様な形をした枕(PILLOW)で、シエスタ(お昼寝)が文化になっているスペインのデザイン会社STUDIO BANANA THINGS (スタジオバナナシングス)がつくったもの。
 前後左右に充填されたシリコン加工のマイクロビーズが優しく頭を包み込み、オフィスでの昼寝や旅行等の移動中の仮眠に最適な安眠枕との触れ込みです。照明や話し声、雑音などの中で快適な昼寝をすることはなかなか難しいものですが、これさえあれば、プライベート空間で短時間でも質の高い昼寝が実現出来るといいます。横から手を入れる口があるので、うつぶせ寝が好きな私にはいいな、と思いました。
 
 右は、G.rideのバックパックです。
Img_63521  パリ発アウトドアのバッグメーカー、G.rideが開発したものです。街角に弾けるストリートファッションの若者たちに、この都会的な雰囲気のバックパックが大人気だそう。こんなバックパックを担いでオフィスへ出かけるパリジャン、なかなか格好いいですね。
 
 右は、スイスの家具メーカー、VITRA(ヴィトラ)のクッションとテーブルです。
Img_63531  クッションの赤とブルーのグラテーションによるグラフィックなヘリンボンのデザインが洗練された感覚です。
 綿リッチ混で、Raw-Edges(ロウ・エッジズ)による最新作だそう。シンプルな赤いテーブルとマッチしています。

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