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2019年8月14日 (水)

トークセッションifs fashion insight に参加して

 先般開催された伊藤忠ファッションシステム ナレッジ室主催のトークセッションシリーズ、ifsファッションインサイトに参加しました。これは「ファッションを再定義する」をテーマに、次代に向けたファッション×ビジネスの視点を提案するというものです。
Img_53641                 (今夏渋谷の街角で)
  今回はシリーズ5回目の最終回で、テーマは、「10のキーワードでみる、ファッション×ビジネス・生活者」です。
   進行は稲着達也氏(ifs fashion insight オフィシャルモデレーター/アソビシステム株式会社 CCO兼エグゼクティブプロデューサー)、パネリストは小関翼氏(スタイラー株式会社 代表取締役)、小原直花氏(伊藤忠ファッションシステム株式会社)、中村ゆい氏(伊藤忠ファッションシステム株式会社)の錚々たるメンバーが登壇しました。
  これまでの4回を振り返った後、2019年以降の生活者の志向を探ります。人口減少、成熟社会、デジタル化、ポストバブル社会の真っ只中にあって、時代と消費はどのような方向に動いていくのか、興味津々です。
 提案された下記キーワードを基に、対談が進められました。
1. 境界の再設定 ― 新しい方向へ仕切り直し
2 .消費活用 = コミュニケーション
3. モノ・コトづくり → 関わりづくり 
4. “べき”意識 → “好き”という感情や感覚へ
5. 一人の欲望 → 二人以上の欲望へ 皆で楽しむ
6. オフラインの経験 ― コピーできない体験
7. おたくモード消費 → ソーシャルモード消費へ
8. 欧米 → アジア! 欧米人もアジアにシフト
9. 共感 > 差別化ツール
10. SNS時代のファッション → オンライン化したコミュニケーションの枠内で可視化されたライフスタイルへ

 さらに「次世代に向けてファッション×ビジネスに欠かせない視点とは?」を議論。
 小関氏は、「アジアへの視点」を強調。これからはアジアが重要なマーケットになってくるといいます。インターネットは日本よりアジアの方が進んでいるし、スタートアップも日本はアジアより5年くらい遅れているそう。これはもう現地に行って事実を体感するしかない、ようです。
 稲着氏は、「アジアの消費動向は、エンタメと結びついている。ファッション業界とマンガ業界とのコラボを進める必要がある」といいます。
 また「ファッションがセクシャルではなくなった」と話し、社会的ジェンダーが薄まり、性的魅力を隠す方に動いていると指摘。小原氏は「かつてハナコ世代は、ファッションを恋愛のコミュニケーションツールととらえ、女性らしさや男性らしさを求めた」といいます。これには1995年をピークに消費がシュリンクしたことも一因でしょうし、コミュニティ意識や家族志向が強まっていることのあらわれもあるのでは、などといった興味深い意見も出ていました。
 
 ファッションは時代のムードとともに変わります。その未来の景色を開くキーワードがたくさんありました。これからのファッション×ビジネスの世界を改めて考え直させてくれたトークセッションでした。

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