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2019年8月29日 (木)

インテリア ライフスタイル ⑽ ikaeroで空気をまとう

 今回のインテリアライフスタイル展に「ikaero (アイケーエアロ)/近藤紡績所」が出展していました。(JFW-JCジャパン・クリエーションのブログ記事<2018.12.16付け>も参照)
 ikaero (アイケーエアロ)とは、近藤紡績所の独自技術が生み出した、綿の繊維を引き揃えて束の状態で編んだ生地です。ワタがそのまま生地になっていますから、軽くてやわらかくてあたたかい。しかも通気性があってさらっとした着心地です。まるで空気をまとっているような感覚ですので、「コットン100%のキセキ」と呼ばれているのです。
Img_49001
 本展ではこの新感覚のコットン100%素材、ikaero (アイケーエアロ)ブランドのインナーやパジャマなどのナイトウエア、ベビーウエア、ネックウエア、大人用ケットといった製品を大々的に紹介していました。

Img_49031jpg
 軽さは生地一枚の目付が約65g/㎡で、着ているか着ていないかのように軽い。夏向けの薄手のTシャツ生地が約130~140 g/㎡で、ティッシュペーパーが約45 g/㎡です。これはもうティッシュペーパー並みの薄さ・軽さですね。
 またワタをそのまま編んでいますから生地の表面が微細に毛羽立っています。これが肌に触れると肌あたりがとてもソフトです。私も触ってみてやわらかさにビックリしました。
  さらにあたたかさにもこだわっていて、この薄い生地を二枚重ねて仕立てているのです。
 Img_49051jpg 生地が重なることで微細な毛羽の間にたくさんの空気を抱え込み、保温性が高まります。
 同時に表側を濃色、裏側を淡色にするなど表裏で色違いのリバーシブルも楽しめます。
 
Img_49081  シルエットは程よいゆるめの設計で、肌にやさしい仕様です。脇縫いなど縫製はフラットシーマーで縫い目に凹凸がなく平らなため、肌に違和感なくフィットします。裾の縫い代も肌に当たらないように表側に折り返されています。洗濯絵表示も転写プリントと肌にやさしい工夫が随所に採り入れられているのもうれしいですね。
 
 コットンの心地よさをさらに引き出したikaero (アイケーエアロ)、今後の展開に注目です。

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