« インテリア ライフスタイル⑶ アンビエンテ 2019トレンド | トップページ | インテリア ライフスタイル ⑸ 地域を活かすものづくり »

2019年8月23日 (金)

インテリア ライフスタイル⑷ IDÉEが目指す暮らしの提案

 「インテリア ライフスタイル東京2019」で開催されたトークショーイベントで、「IDÉEが目指す暮らしの提案」に出席しました。IDÉE(イデー)が何故無印良品にあるのか、ちょっと不思議に思っていましたので、興味があったのです。
Img_48581  登壇したのは、良品計画 イデー事業部 バイヤーの大島忠智氏とデイリープレスを主宰する川村美帆さんです。
 お話によると、IDÉE1975年にスタートしたインテリアブランドで、「生活の探求」をコンセプトに生活を彩るプロダクツを扱ってきたといいます。プロダクツデザイナーとして世界的な名高い藤城成貴氏もIDÉEのデザイナーとして活躍されていたのですね。
 2010年に無印良品とIDÉEの共同プロジェクト「MUJI meets IDÉE」がスタートし、2017年に無印良品を経営する「株式会社 良品計画」の子会社となったそう。
 興味深いのは、IDÉEがナチュラルでサステナブル、しかもアート性の高いプロダクツにこだわっていることでしょう。家具コレクションはどこか懐かしいカントリー風ですし、ミナ・ペルホネンのデザイナー、皆川明氏が監修する「IDÉE POOL」は、“ためてつなげるものづくり”をコンセプトに、ハギレ・端材などを使用して新しい価値をつくり出しています。
 また「IDÉEクラフト」では、ポルトガルの手織りラグ、グール(GUR)が熱い。残布をアップサイクルしたもので、アートの要素もあり、敷くだけでなくタペストリーのように壁にかけてインテリアのポイントにもなるといいます。
 それでは「次はどこでバイイング?」と問われて、大島氏は「これまでに行ったことがないところが気になる」とか。

 最後に、「日本人は特別なことにはお金を出すけれど、日々の暮らしには関心が薄い。海外、とくに北欧へ行くと日常を豊かに過ごしている」と感じるそうです。「何でもない日常に目を向けて」とメッセージを残して締めくくりました。

|

« インテリア ライフスタイル⑶ アンビエンテ 2019トレンド | トップページ | インテリア ライフスタイル ⑸ 地域を活かすものづくり »

住まい・インテリア」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« インテリア ライフスタイル⑶ アンビエンテ 2019トレンド | トップページ | インテリア ライフスタイル ⑸ 地域を活かすものづくり »