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2019年8月 7日 (水)

モード・イン・フランス展 ⑵ 初出展メンズブランドに注目

 今回開催されたモード・イン・フランス展では(昨日のこのブログにも掲載したように)、創造性や伝統の知識と技術があるフランス製ブランド「エスパス・ラベル」ゾーンに、メンズを中心とするブランドが集結していました。
 ファイナルレポートによると、この展示ゾーンに初出展したのは8社です。中でも好評を博したのは、オロウ、スポール・デポック、オセアン・シュルプリュス、ル・モン・サン・ミッシェルで、すでにある取引を拡大、あるいは新規顧客や代理店との商談が進行中といいます。
 プレスツアーで取材した、その8社をご紹介します。
 
オロウ OLOW
   2006年に二人の若者が立ち上げたメンズブランドで、自由なエスプリに詩的な魅力をプラスしたアーバンスタイルを提案。
Img_52531  二人は写真やデッサン、美しいものを追求し形にしたいという共通の目標を持っているそうで、コレクションでは著名なアーティスト(日本人も入っている)とのコラボ・アイテムに注目が集まりました。今シーズンのテーマは「ブーメラン」といいます。
 生産はポルトガルの家族経営の工場で行われていて、どのプロジェクトでも、根幹にある理念は「エシカルであること」。労働環境や賃金体系から、ソーラーパネルや雨水の利用など、エシカルや自然環境に配慮した経営を行っているといいます。また製品の60%はオーガニックな天然繊維使いで、いずれは100%にしていくとのこと。
 パリ市内に直営2店舗を構え、世界200店舗で取り扱いがあるといいます。

スポール・デポック SPORTS D’EPOQUE
 ヴィンテージのスポーツウェアをコンセプトとするブランドで、すべてがスポーツの歴史を基にデザインされているといいます。ラグビーの本で見た昔のユニフォームに魅せられた兄弟が、当時のウェアを復活させようと2007年に立ち上げたのが始まりとか。
 ユニフォームのレプリカであるレトロなコレクションはもちろん、現代的でありながら、スポーツ史よりインスパイアされた刺繍や素材、カッティングなどを取り入れたラインも発表しています。
Img_52671  上の写真のシャツは、1932年の日本のラグビーチームのユニフォームだそう。1964年の東京オリンピックのときの復刻版もあるそうです。
  2020年春夏は東京オリンピックとサッカーのヨーロッパリーグを意識し、3つのテーマ:自転車のツール・ド・フランス、陸上競技、サッカー・シリーズを展開中。いずれも昔懐かしいヴィンテージ感にこだわって提案しているといいます。
 パリのマレ地区にフラッグシップ・ショップがあるそう。
 
オセアン・シュルプリュス OCEAN SURPLUS
 「レゴイスト(L’EGOISTE)」のデザイナー、ステファン・ガフィーノがこれまでのキャリアの集大成として、2010年に立ち上げたメンズブランドです。高級リゾート地のビアリッツを拠点に、パリやドーヴィル、サントロペを始め、ニューヨークにも出店しているといいます。
 オーセンティックで洗練されていて、しかも程よくくだけたテイストで、迷彩やバンダナ、ジプシー、キリム、アロハなどストーリー性のあるモチーフと、チノ、帆布、フィールドジャケット、ベストなどの素材やアイテムをミックス。ブルーを基調にしたマリーン系あるいはミリタリー調のデザインが多く、パッチワークやリメイクシャツも見られます。手縫いなど丁寧な縫製も特徴です。
Img_52621  2020年春夏は、デニム、パッチワーク、バンダナモチーフ、迷彩、麻のヘリンボーンを使った80種以上のアイテムを集めたコレクションに注目です。

ル・モン・サンミッシェル LE MONT SAINT MICHEL
 1913年創業のワークウェアの老舗で、1998年にアレクサンドル・ミランの手によって、都会的なファッションブランドに生まれ変わったといいます。ワークウェア、都会的、グラフィックをキーワードに、メンズ&レディースのワークジャケット、プルオーバーなど数多くのアイテムを展開しています。
Img_52571  アイコンはカバーオールで、素材は打ち込みのいいコットン100%モールスキン。通常のものよりもずっと強い丈夫な生地です。シンボルカラーはブルーですが、各色揃っていて、サイズも5サイズあります。 
 またもう一つの柱がニットで、1919年にアレクサンドルの曽祖母がブルターニュのモントランに工場を建設して以来ずっと手がけているそう。工場には数十年に渡って編み出されたデザインが大切に保管されていて、そのアーカイブが新たなインスピレーションの源となっているといいます。
 
ワティン・パリ WATTINNE PARIS
 時代を越えたファッションアイコンのスタイルを提案する、ラグジュアリーなメンズブランドで、2016年にパリのマレ地区でスタート。
Img_52391  アイコンはポロシャツで、前立てジッパー開きが特徴。またトレンチコートやボンバージャケット、スエット、パンツなどをラインナップ。裏にスエード使いなど、内側にもこだわってデザインされています。
 コットンや麻、シルク100%の天然素材を使用したフランス製です。
 
ノース・ヒル NORTH HILL
Img_52431  パリ18区にあるサクレクール寺院をロゴモチーフにしているメンズストリートウエアブランドです。ミュージックグループの3人が独学で服飾を学び、2014年に立ち上げたといいます。
 最新コレクションは、フランス北部に見られる多国籍文化をカラーブロックなどのデザインで表現したもの。地元の熟練したアトリエの技術がブランドを支え、街から着想を得て生まれる今の時代らしい、オリジナリティにあふれた、高品質かつ着やすいアイテムを提案しています。

ギリズ GILI’S
 メンズ&キッズ向けの水着ブランドです。ブランド名は、創業者のクラリス&エメリック夫妻が新婚旅行で訪れたインドネシアの島々の名称から付けたそう。旅行好きの二人らしい、異国情緒にあふれたプリントが多く、ブランドの象徴ともいえるのがポルトガルの伝統的なタイル「アズレージョ」のモチーフとか。
Img_52481  今季は「オーストラリア」をテーマに、ボンダイビーチのサーファーやバイロンベイの波、シドニーのオペラハウスなどを、随所に取り入れたデザインに仕上げています。
 ウェストゴムの「トラワンガン」と、ベルトタイプの「エアー」の2ラインを展開し、親子お揃いのものも。
 
フレンチ・テオ FRENCH THEO
 2016年創業のシューズブランドで、快適、シンプル、ミニマルをコンセプトに、フラットサンダルやサボなどを提案。メンズ、レディースともに展開しています。
Img_52791  素材は100%天然のものを使用、天然ゴムやコットン、木材、植物タンニンなめしのレザーなどにこだわっているといいます。

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