ユニーク バイ モードシティ⑵ 2020年夏のトレンドショー
ユニーク バイ モードシティでは会期中様々なイベントが行われます。中でも注目は華やかなファッションショーです。2020年夏に向けて出展ブランド各社がレディス水着を中心にビーチウェアコレクションを発表しています。
トレンドとして浮上しているのは次の3つ。 1つは、シンプルでミニマル、ストレスフリーの着心地のよいワンピースやツーピース水着です。シームレスでワイヤレス、ショーツのウエストがお腹あたりまであるハイウエストのものも増えていて、スポーティでレトロな感覚のもの。(右はマックスマーラ)
2つ目は、ボディに自信のある人向け、インスタ映えするウルトラ・ブライトカラーの大胆なルックです。プレタに見られるような装飾的なフリルやラッフル、ボーなどのディテールやレイヤードの意匠、ウィンテージ調の花やストライプなどのパターンミックスも。
3つ目は、水着なのに海やプールだけでなく、ウイークエンドウェアとしても着用できるようにデザインされているもの。チュールのロングスカートあるいはドレープするパンツとのペアになっていたり、ワンショルダーやフリルをアシンメトリックなアクセントとして見せたり。
会期中は連日、華やかなファッションショーが開催されました。 上は「ビタミン・シー (VITAMINE SEA)」をテーマにしたファッションショーです。ポップで楽しいサマータイムを90年代風のスタイリングで見せていました。
上は「ダンシング・ウィズ・ザ・フィッシュ (DANCING WITH THE FISH)」をテーマにしたショーです。海底をイメージさせるすばらしい演出でした。
ショーには太目サイズの印象的なモデルも登場しました。 ワコール・ヨーロッパの「elomi(エロミ)」のような豊満体型の女性のための下着ブランドが増えていて目が行きました。
インクルーシブ・ファッション、つまりどの様な体型であってもファッションを楽しめる社会にしようというムーブメント、これを日本ではユニバーサルファッションといっているのですが、世界のあちらこちらで起こっています。
会場では、「インクルーシブネス」をテーマにしたシンポジウムも開かれました。そこではたくさんの女性たちがこのために声を上げていたのです。この動きを目の当たりにして、ユニバーサルファッションの重要性を改めて実感、再認識したことでした。
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