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2019年7月17日 (水)

ミラノウニカ⑻ 日本パビリオン 新規出展に手応えを感じて

 今シーズンのミラノ・ウニカ(MU)の日本パビリオン、ジャパン・オブザーバトリー(JOB)には30社・グループが出展しました。その内新規は5社です。初めてながら著名ブランドのバイヤーの来場が予想以上に多く、手応えを感じたといいます。次回も出展への意欲をのぞかせていました。

ショーワ
 プルミエール・ヴィジョン・パリ(PVパリ)に長年出展してきた同社が、今回MUに初出展しました。なぜPVパリを離れたのか、と伺うと、PVパリでは来場者は多くても、実のある商談がしにくかったからだそう。元々イタリアメーカーとの取引が多いという事情もあったようです。ここMUでは落ち着いた環境で、充実した商談ができたといいます。
 主調はMUのテーマとなっている、サステナビリティやエコロジーを意識したデニムです。オーガニックコットンに草木染めしたセルビッチデニムも多数提案。
Img_45841jpg  とくに目新しく感じたのは、綿100%のプリーツ加工のデニム(右)です。
 またグラデーション調に光沢加工したプリントデニムなど、デニムのバリエーションがまたしてもいろいろ、増えていたのが印象的でした。
 
東播染工
 予想を上回るバイヤーが来場し、目標を達成できたと嬉しそうでした。目に付いたのはイタリア以外のヨーロッパ、とくにオランダ人やイギリス人が多かったといいます。またその半分くらいがメンズ関連のバイヤーだったとも。
 トレンドエリアには5点、サステナブルイノベーションエリアには10点が展示され、これを頼りに訪れるバイヤーもあったそう。
Img_43611  全体に細番手ガーゼが好調で、光沢を施したライン入りシャツストライプ(右)や、やわらかなコットン起毛や先染めシャンブレー調のものも。
 また尾州テキスタイルコンテストでアワードを受賞したドビー織ギャバジン(このブログ2019.5.18付け参照)も好評を博したといいます。
 
中外国島
 長年、PVパリに出展し、ショーワ同様PVパリでおなじみの顔の同社です。今回MUに参入を決めたのは、メンズブランドの有力バイヤーが多いと聞いたから、といいます。
 提案したのは二つの異なるラインです。一つはメンズスーティングで、細番手のオーガニックウール素材のもの。もう一つは「コボ」のハイエンド向けカジュアル生地で、ウールにリネンやコットンなどを組み合わせ、織りや加工で意匠性を出した“ありそうでない”素材です。
Img_45901jpg  さらなる拡大を目指して初出展してみて、反響の大きさに驚かれたとか。予想以上にバイヤーが来てくれて、当然のことながらイタリア人バイヤーが多かったそう。日本のクオリティがイタリアに負けていないことを改めて感じたといいます。

豊島
 輸出に力を入れているものの、イタリア向けについてはあまりできていなかったことから、認知度を上げるために出展したといいます。
Img_46421  注目は「フードテキスタイル」のコーナーです。テンセルフィラメントやトリアセ、キュプロなどとともに人目を惹いていました。これは食品廃棄物を再活用するアイデアです。トマトやキャベツ、サクランボなどの野菜・果物の残渣、コーヒーの搾りかすなどから抽出した染料で染めた「オーガビッツ」コットンのコレクションで、ニット生地が中心。
 来場者はやや少なかった様子ですが、ビジネスは「これから」と意気込んでいました。
 
織工房 風美舎
 お坊さんの袈裟地という、欧州で珍しいからみ織を提案。ポリエステルが中心ですが、シルクやカシミア混も開発し、反応はなかなか良かった様子でした。

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