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2019年6月 3日 (月)

付加価値ある意匠デザインを実現するものづくり技術2019

 「付加価値ある意匠デザインを実現するものづくり技術2019」が去る5月17日、ベルサール汐留で開催され、高付加価値のものづくりに直結する技術を見てきました。参加した47社による素材や加工、成形、加飾技術の展示は興味深く、見ごたえのあるイベントでした。
 
 とくに注目した技術を3つ、ご紹介します。
 
JSR Carbonのラティスイノベーション
 JSR のCarbon事業推進室では、米Carbon社の革新的な高速3Dプリンター技術によるラティスによる製品、あのアディダス(addidas)のシューズやリデル(Riddell)のプロアメリカンフットボール用ヘルメットを始め、たくさんの樹脂成型サンプルを展示していました。

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Img_21871  アディダスは、シューズのミッドソールを「Futurecraft 4D」で量産するのに、米Carbon社の3Dプリンターを取り入れていたのですね。
 素材もウレタンベースにエボキシ系やシリコン系、生分解性のあるものなど、広範囲なラインナップを揃えているとのこと。
 ハイエンドな3Dプリンター市場は、オンデマンドやカスタマイズ、少量多品種、金型では実現不可能な形状などデザインの最適化への流れもあり、ますます成長が見込まれています。今後の展開が期待されます。
 
三井化学 形状記憶シート・ネット
 手に触れると、どんどん柔らかくなり、触れた手にあっという間に馴染むという、不思議な感触のプラスチック新素材です。

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 これは今年1月のウェアラブルエキスポで、出展していた同社ブースで展示されていたアブソートーマー(ABSORTOMER)を基に開発されたものだそう。このときも取材していますのでこのURL http://m-yanagihara.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/index.html
をクリックしてご参照ください。
Img_21851  この形状記憶シートは、いろいろな素材(天然素材を含む生地やシート)と張り合わせたり、縫い合わせたりすることができるそう。感温性があって、高温では柔らかく、低温では硬くなるというように、温度により柔軟性が変化し、しなやかで伸縮性もあります。
 もう一つ、形状記憶ネットは通気性を望む顧客の要望に応えて開発されたとのこと。
 デザイナーのデザイン・クリエイションを刺激する素材、と思いました。

東レ 不織布構造からなるスエード調人工皮革
 これは東レがグローバルに展開するスエード調人工皮革のブランド「ウルトラスエード UltrasuedeⓇ」です。上質でなめらかな風合いと高度な品質、また持続可能な社会の実現に向けた植物由来原料を使用したものも展示。
Img_21781Img_21791  人工皮革の裂織や裂編など、多彩なデザインバリエーションを提案していたのが印象的でした。

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