19/20秋冬AFWT ヒロコ コシノ ピアノ生演奏に乗せて
デザイナーのコシノ ヒロコさんが手がけるヒロコ コシノ(HIROKO KOSHINO)のショーは、いつも凝った趣向で魅了されます。
今シーズンは、恵比寿ガーデンホールの舞台中央に、ピアニストの横山幸雄氏を迎えてのランウェイでした。
ピアノの即興的生演奏に乗せて、モデルが登場し、ピアノの周りを歩く演出です。
テーマは「3D→2D→3D」で、立体の服を解体して平面にし、それを再構築することで生まれるフォルムを追求したといいます。創り出された3Dには、2Dの名残が感じられるものが多く、両袖が一枚の布としてつながっているジャケットや、すっぽり被って着るドレス、オリガミのようなディテールのものなども見受けられます。
シルエットは全体にすっきりとしたロング&リーン。構築的とはいえ、しなやかで流れるようなドレープを描くものが多く見られました。
後半になると、グラフィックなビジュアルのドレスが現れ、前衛的なアートのニュアンスを醸し出します。
音楽とファッション、アートが混じり合いクロスオーバーする一夜限りの環境芸術を堪能したコレクションでした。
フィナーレでコシノヒロコさんとピアニストの横山幸雄氏。
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