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2019年4月

2019年4月30日 (火)

ファッションワールド東京2019春 ⑵ デザイナーエリア

 先般の「ファッションワールド東京2019春」のデザイナーエリアで、注目したブランドをご紹介します。

和シャツ
 これはYシャツの前身頃が着物で、後身頃はYシャツになっているシャツです。繊維の街、足利のエコロファーツ(ecorofatsu=エコとオランダ語で「繁栄」の意味がある言葉の造語だそう)代表の多田繁夫さんが、新しいビジネスシーンを演出しようと開発したそう。

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  和装・浴衣をイメージしているため、夏期は清涼感のあるクール・ビズとして、 また冬期は専用のマフラーをImg_13741 コーディネートすることでウオーム・ビズにもなり、 会社・オフィス・暮らしの中で幅広く着用できるといいます。
 右は、和シャツを着こなす多田さんです。
 作務衣と違って、スーツの下に着られるというのがいいですね。

ワッカ WaCCa
 ブランドを手がけるのは、MiGiWa OTAさん。トルコ・エーゲ海コットンの高密度・高品質素材など、素材へのこだわりも特徴。

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 フェミニンな雰囲気で、きりっと引き締まったデザインが印象的です。

ライウンサージ RIUN SERGE
 
デザイナーは米山昌宏さん。「一針三礼」をテーマに、一針一針丁寧に仕立てたトレンチコートやシャツを発表しています。

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 部位ごとに最適な糸番手を使い分け、オリジナルの付属や織りネーム、ロゴ刺繍など細部にまでこだわり抜いたコレクション。シルエットの美しさに魅せられました。

墨画染 Couco
 ギルド工房(GUILD ART STUDIO)によるブランドで、墨染めの濃淡やかすれが何ともエレガントで美しく、魅力的なコレクションです。

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 刷毛に墨を浸け生地に直接描いた刷毛目がそのまま模様となり11点、絵を描くように洋服を制作しているといいます。素材は高品質な日本のシルク地が用いられています。

チャート Chart 
 世界でも希少な吊り編み機で編み上げた、綿100%のヴィンテージスウェットを表地に使用したパターンオーダージャケットのブランドです。生地がまるで空気を一緒に編み込んだような独特の柔らかい風合いで、ニットなのに布帛と変わらないしっかり感があります。

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 ブランドを手がけるのは竹路光次さん。大量生産大量消費に疑問を感じて、2017年に立ち上げたといいます。ブランド名の「チャート」は、「Cherish(大切)+art(意匠)+heart()=Chart(チャート)」だそう。

SANSS LIVE YOUR DREAMSⓇ
 
デザイナーは小山征護さん。肩にワンポイントのロゴが入っているコットンのTシャツで、肌触りがよく洗濯しても型崩れすることなく、長く着用できるとか。

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 「人生に夢を持とう」をコンセプトに、ボクシング元世界チャンピオンの内山高志さんやプロ野球選手、K-1選手ら、アスリートたちの私服として愛用されてきたもので、2018年から一般発売を開始。色は黒と白の2色展開です。 

Design lab "Lights"

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 「DIY精神」「無いものは自分達の手で作る」「価値の反転」などキーワードに、リメイクとグラフィックデザインを組み合わせた独自のものづくりを展開しているブランドです。

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2019年4月29日 (月)

ファッションワールド東京2019春 ⑴ 注目アパレルや素材

 「ファッションワールド東京2019春」が、この3月27日~29日、東京ビッグサイトで開催されました。これはアパレル、バッグ、シューズ、アクセサリー、素材など、あらゆるファッション商材が世界40ヵ国 750社が一堂に出展した日本最大のファッション製品展です。世界中から25,000名が来場したといいます。

 注目ブランドをご紹介します。

マウナロア・リゾート Maunaloa Resort
 アパレルEXPOで、ひと際華やかなキモノに目が留まりました。それはハワイアンキモノのマウナロア・リゾートで、国内最大級の品ぞろえを誇るハワイアンショップの老舗だそう。

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 ハワイやリゾート挙式で、家族やお友達とお揃いで着用する参列衣装として人気を博しているといいます。

オーキッド Orchid
 プリントかと思いましたら、それは繊細な刺繍でびっくり!グラフィックから飛び出たようなリアルさで迫ってきます。

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 これは香川県高松市の1988年創業の刺繍メーカー、オーキッドの自社ブランド “せと刺織り(しおり)” です。刺繍を織り生地のように全面に施した、Made in JAPANの新感覚素材で、バッグやタオル、インテリアなど様々なアイテムに向けて引っ張りだこのようでした。
 
YKK
  ブースでは今回もユニバーサルデザインのファスナーを大きく提案していました。
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 このブログ2018年12月7日付けで、既にお伝えしたクイック・フリーQuickFreeや、最新のクリック・トラックclick-TRAKを、車いすユーザーを意識した展示で訴求していました。
 
チエプジェイグローバル(韓国) TFJ GLOBAL
Img_13991_1   世界初の非フッ素系の環境にやさしい撥水機能素材や衣料品ブランド、“BLUE LOGY(ブルーロジー)”をブースで実演し、アピールしていたのが印象的です。
  あらゆる繊維素材、銀ナノやブラックカーボン、導電糸などを含め、多様な素材に加工でき、アイロンやドライヤーで加熱するだけで撥水力が復元、通気性や感触はそのままに撥水加工できるとか。
 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約や、エコテックスの最上級クラス1を獲得した最先端加工技術だそう。

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2019年4月28日 (日)

「プロジェクト東京」新たな合同展 “FASHION=楽しい”

 この3月27日~28日、新たなファッションの合同展「プロジェクト東京 (PROJECT TOKYO)」がスタートし、会場の東京国際フォーラムを訪れました。これは昨年秋まで実施されていたJFW IFF MAGIC JAPAN(インターナショナル・ファション・フェア)に代わる展示会で、主催するUBMジャパンによると、“FASHION=楽しい”の原点を思い出させることを目的に立ち上げたといいます。
 出展社は、老舗ファクトリーブランドから新進デザイナーズ、雑貨まで約270ブランドで、そのうち62ブランドが新ブランド、42ブランドが日本初上陸、海外出展者は全体の35%になるそう。国内外140件以上のリテーラーが登録し、660件以上の商談が会期中に行われたと報告されています。
 以前のJFW IFF MAGIC JAPANに比較すると場内が狭く、会期も2日間に短縮されたこともあったのでしょう。ブースはどこも賑いを見せていました。
 
 下記、ウィメンズウェアを中心に注目したブランドをご紹介します。
 
ヴェントリロクィスト Ventriloquist
 ブランドを手掛けるのは根本貴史さん。2019/20秋冬のテーマは“CUTTING ACROSS”です。骨董市で見つけたアメリカのマッチ箱のコレクションブックから、そこに掲載されていたサンフランシスコやシアトル、アイダホ、オハイオ、テキサスなど、50~70年代のホテルやレストラン、バーのマッチ箱のモチーフに着想し、プリント意匠に採り入れたといいます。

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 現代のデザインに置き換えたレトロな味わいが新鮮なコレクションでした。

Divka ディウカ
Img_14531  デザイナー田中崇順さんと松本志行さんが手掛けるブランドで、2011年に設立。
 2016年春夏には東京コレクションでランウェイショーも発表(このブログ2015.10.25付け参照)するなど、目覚ましい活躍を見せています。
 今シーズンのテーマは「(in)between」で、気負いなくリラックスして着られるエフォートレス・シックなワードローブを展開。
 とくにぼかした花のモチーフのプリントのエレガントなドレスが印象的でした。

モトヒロ タンジ Motohiro Tanji
 デザイナーの丹治基浩さんが2013年春夏シーズンに自身の名を冠したブランドを立ち上げてスタート。東京コレクションでもランウェイショーを発表しています(このブログ2016.3.30付け参照)。

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 太糸の編地をひねったり、ねじったり---、独特の凹凸のテクスチャーにこだわって表現したニットウェアコレクションはまさにアート! その個性に魅せられます。

グラフゼロ graphzero
 ジーンズの聖地・児島にて、生地屋からスタートしたファクトリーブランドです。コンセプトは“ゼロ地点からのものづくり”。生地から販売まですべてを自社で行い、「作り手」と「お客さま」双方の目線を活かしたものづくりを実現しているといいます。

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 旧力織機でしか表現できない昔ながらの味わいのセルビッチデニムや、革新織機だからこそ織りなせる複雑な織模様など、新旧双方のよさを尊重した素材や商品開発が人気を集めている様子でした。

バーンズ・アウトフィッターズ/グラズ BARNS OUTFITTERS/GLAZ
 コットン素材を中心に日本の職人技術を用いた、シンプルで普遍的な服作りが目を惹きました。

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縁樹 エンギ
 「森の樹をまとう」をキャッチフレーズに、国内の樹木を糸に紡ぎ、オリジナルのファブリック、ウェア雑貨を展開しているブランドで、樹のぬくもりに惹かれてお話しを伺いました。
 木の糸は、各地域の特色ある文化を彩る樹木、例えば大阪岸和田のだんじりに使われるケヤキや、京都の伝統文化を育んできた北山杉、奈良吉野山の杉檜、世界遺産高野山の御霊木など、森の保全のために切り出される間伐材が原料であるとのこと。

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 木とは思われない、糸の細さや繊細な感覚にびっくり! 

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 吸湿速乾性、消臭性に加え、樹木由来のナチュラルカラー、ほのかな木の香り、使い込むほどにうつろう豊かな風合いも魅力です。

カプワ Kapuwa
 インド綿の木版によるプリント生地のドレスが人気のブランドです。今シーズンはコットンベルベッドやベビーコーデュロイにブロックプリントを施したものやウールへのプリントも手掛けていました。

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 この3月に待望の常設ショップを地元藤沢市にオープン、今後の広がりが期待されます。

ア・ピース・オブ・ライブラリー a piece of Library
  インドの表情豊かなカディによるデイリーウェアのコレクションを展開するブランドです。繊細なピンタックのブラウスが爽やかで美しい!

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2019年4月27日 (土)

2019/20秋冬パッサージュ合同展“心地のよいエレガント”

 今シーズンも「パッサージュPASSAGE」合同展が、3月26日~28日、渋谷ストリームホールにて開催されました。“心地のよいエレガント”をテーマに、ウェアやバッグ、靴、帽子、アイウェア、アクセサリーなど、70を超える上質で丁寧なものづくりを行う国内外のブランドが集結、2019/20秋冬の新作を披露しました。

 中でも注目したブランドをいくつかご紹介します。

ハトラ HATRA
 Img_14901 ブランドを手がけるのはデザイナーの長見 佳佑さん。
 衣服をポータブルな最小の部屋として捉え直し、衣と身体のあたらしい関係を提案しているといいます。
  今シーズンのテーマは「シェイプ・オブ・バレー Shape of Valley」で、「谷のカタチに目を凝らす」。
 “眼”のモチーフをプリントしたシャツや、モールディングセーター、月面を思わせる表面加工素材など、このブランドならではのコンセプチュアルなコレクションでした。

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ミドラ MIDDLA
 デザイナーの安藤 大春さんが手がけるミドラ。今シーズンのテーマは「TIDY LAZY SOCIETY」です。スタンダードなアイテムやクラシカルなディテールを再構築し、東京の日常”スタイルを表現しています。
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グルロン gru.rond 

 旬を着る」をコンセプトにブランドを手がけるのは、デザイナーのツルマル ナチさん。パーカの切り替えがスタイリッシュで魅せられました。
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チョノ CHONO
 デザイナーの中園わたるさんが手がけるチョノ。オリジナルなファブリックによるコレクションが人気です。今シーズンは小さな星のモチーフが印象的でした。
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アーユル・シャンティ ayur shantee 
Img_14811  すてきなヨガウェアのブランドで、昨年の秋、ギフトショーに初出展(このブログ2018.10.27付け参照)されていました。
 デザイナーは服部あゆみさん。ヒンディ語で「アーユルayur」は「生命」、「シャンティshantee」は「心の平和」の意味とか。
 この3月でブランド設立1周年を迎えたそう。最近のヨガブームもあって、人気は上々のようです。
 素材は、墨田区の超高級綿ニットメーカーの綿100%ジャージーが使用されていて、とにかく気持ちがいい。
 着る人の立場になって、体の悩みもさっと包み込んで、きれいに見えることも大切な機能の一つと、見えないところにもこだわっているといいます。

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2019年4月26日 (金)

クリスチャン・ボルタンスキー「ライフタイム」 漂う想念

 現代を代表するフランス人アーティスト、クリスチャン・ボルタンスキー。その半世紀にわたる大回顧展が今、大阪の国立国際美術館で開催されています。先月、大阪出張の折り、東京の新国立美術館に先駆けて行われていた「LIFETIME ライフタイム」と題した展覧会を見て来ました。

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  館内は薄暗闇です。地底でもさ迷っているかのように思えたりして---。
11  ぼんやりとした光に照らされて浮かび上がっている写真や燭台、古着、ゴーストのように揺れる布、そこには生きていたときの魂の記憶など死者たちの想念が漂っているようでした。

 人間の生の痕跡をひたひたと感じながら歩いていると、ここはもう冥界なの?といった気分にさせられます。

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 写真上は、明るい自然が広がる空間です。浄土とはこんなところなのかも、と思わせられる光景でした。 正面には風鈴が揺れ動き、左側は白い砂浜が広がる海辺のよう、右側は草原のようです。
 その真ん中の道をたどって向こう側に入ると“ぼた山”です。

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 この“ぼた山”は着なくなった服を積み重ねてつくったもの。その周りにはいくつもの抜け殻のような服が佇んでいて、思わずギョッとさせられました。
 服の内側には人の声を発する装置が付けられていて、死者?の想いを聞くことができるようになっているのです。

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 「死」を鑑賞体験し、久しぶりに心が震えた展覧会でした。

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2019年4月25日 (木)

パリのプティ・パレで「フェルナン・クノップフ」展覧会

 先般訪れたパリで、プティ・パレ美術館で開催されていた「フェルナン・クノップフ(Fernand Khnopff)」展を見てきました。
 フェルナン・クノップフって誰? というほど知らない人物でしたけれど、外ならぬ友達の薦めです。ちょっと調べましたら、クノップフは、19世紀後半から20世紀初頭に活躍したベルギー象徴派を代表する画家で彫刻家、また演出家でもあるという、様々な顔を持つアーティストです。以前ポール・デルヴォーの小さな回顧展(このブログ2016.10.19参照)を見たことがあるのですが、現実離れした幻想的な画風で、ベルギーにはそうした作家が多い様子です。
 ファッションにも関係がありそうと思いながら、興味津々、足を運びました。

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 まずエントランスの先に静かに立っていた、白いドレスをまとった女性像に目が留まりました。これは最愛の妹、マルグリット・クノップフの肖像画を拡大したものといいます。
 
 館内に足を踏み入れると、エレガントな佇まいです。クノップフの邸内を模したつくりになっていて、裕福なブルジョワ階級の出身ということがわかりました。

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 混み具合は適度な感じでした。
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 上は最高傑作といわれる「愛撫」という作品です。スフィンクスがオイディプスに謎を出すギリシャ神話に題材をとったもので、これもマルグリットがモデルといいます。

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 上は叫び声が聞こえてきそうなメドゥーサの首。

Img_03171_2  右は「眠れるメドゥーサ」と題した作品です。
 神秘的な謎に満ちた女性たちが数多く描かれていて、見ている方も不可思議、というかちょっと不安な気持ちにさせられます。
 世紀末というとこうした作品が多くなるようです。

 40年ぶりというクノップフの大回顧展、今はもう終了してしまったのですが、予想以上に見応えのある展覧会でした。

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2019年4月24日 (水)

PR01. TRADE SHOW TOKYO展 個性溢れる若手ブランド

 アマゾンファッションウィーク東京コレクション(AFWT)と同時期の3月20日~22日、「PR01. TRADE SHOW TOKYO」合同展が開催されました。10回目を迎えた節目ということもあったのでしょう。これまでの恵比寿303ホールからラグジュアリーな渋谷のセルリアンタワー東急ホテルに会場を移し、“インキュベーション”をテーマに掲げた新しいプロジェクトとして生まれ変わっていました。
 参加したのはこれからの未来をリードする、と期待されている個性溢れる若手、約30ブランドです。各部屋に分かれて、2019/20年秋冬の新作を展示、ブランドの世界観をインスタレーションしていました。
 まるで優雅なサロンの中に迷い込んだかのような雰囲気でした。
 
 注目したブランドをご紹介しましょう。

S.Fスコシフシギ(S.F sukoshifushigi) 
 突然、目の前に静々とロココ調のドレス姿の女性が現れてびっくり!
Img_10491   これは元“あやまんジャパン”のメンバーだった「ファンタジスタさくらだ」さんが手がけるブランド、“S.Fスコシフシギ”のパフォーマンスショーでした。
 ブースは部屋の一番奥にあるバスルームというので、行ってみました。
 そこはやさしいピンク色があふれる空間で、女の子の夢が凝縮されているようでした。
 ティアードフリルやレースのドレス、ざっくりと編んだニット、ランジェリー、シルバーに光るアクセサリーなどが美しく飾り付けられています。もうまさに夢見る貴婦人のブードワール(着替えの衣裳部屋)といった感じでした。

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 お住まいが鎌倉・長谷ということも伺い、こんなにカワイイ服づくりをしている方が我が家の近くだったことに親近感を覚えたりもしました。


カノン(Kanon)

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  上は、寝室の“ベッドカバー”?と思いましたら、それは何と服でした。前開きがあってボタンが付いています。
Img_10291   こんな不思議なカタチの変わる服をデザインしたのは、Kanon Hayataさんです。
 大阪文化服装学院に在学中、第6回アジアファッションコレクションでグランプリを受賞してニューヨークファッションウィークでランウェイショーを発表したといいます。
 
 プリントは絵具を垂らして散らしたアクション・ぺインティング風。ジャクソン・ポロックを思わせます。
 アート性に富んだ服づくりで、奇才を発揮する何とも楽しいブランドと思いました。

 

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 上もカーテンではなく、服です。大胆なデザインが印象的です。
 
フェイ ミノリヤナガセ (FEY MINORIYANAGASE)
 上記“カノン”と同じスペースで展示していのが、“フェイ ミノリヤナガセ”です。ブランドを手がけるのはヤナガセ ミノリさん。カノンさん同様、大阪文化服装学院スーパーデザイナー学科を今年卒業予定といいますから、現在はもう卒業されたと思います。在学中、アジアファッションコレクションでグランプリを獲得し、先般2月のニューヨークファッションウィークでランウェイショーを発表したばかりとか。 

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  コンセプトは古い記憶の回帰と新しい発見で、記憶に残る服をつくりたい、と話していました。

フルギニレース(furugi ni lace)
 デザイナーの植木沙織さんとディレターの米田年範さんが手がけるブランドで、古着やレースをキーワードにコレクションを製作しているといいます。今シーズンは秋冬とあって、裏毛や裏ムートンの温かいデニムカジュアルや手編みのニットを提案していました。すべて一点もののレデイメードです。
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2019年4月23日 (火)

19/20秋冬AFWT ヒロコ コシノ ピアノ生演奏に乗せて

 デザイナーのコシノ ヒロコさんが手がけるヒロコ コシノ(HIROKO KOSHINO)のショーは、いつも凝った趣向で魅了されます。
 今シーズンは、恵比寿ガーデンホールの舞台中央に、ピアニストの横山幸雄氏を迎えてのランウェイでした。
 ピアノの即興的生演奏に乗せて、モデルが登場し、ピアノの周りを歩く演出です。

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Img_12841jpg  テーマは「3D→2D→3D」で、立体の服を解体して平面にし、それを再構築することで生まれるフォルムを追求したといいます。創り出された3Dには、2Dの名残が感じられるものが多く、両袖が一枚の布としてつながっているジャケットや、すっぽり被って着るドレス、オリガミのようなディテールのものなども見受けられます。 
 シルエットは全体にすっきりとしたロング&リーン。構築的とはいえ、しなやかで流れるようなドレープを描くものが多く見られました。
 後半になると、グラフィックなビジュアルのドレスが現れ、前衛的なアートのニュアンスを醸し出します。
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 音楽とファッション、アートが混じり合いクロスオーバーする一夜限りの環境芸術を堪能したコレクションでした。

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 フィナーレでコシノヒロコさんとピアニストの横山幸雄氏。

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2019年4月22日 (月)

19/20秋冬AFWT "まとふ" テーマは「雪の恵み」

 堀畑裕之さんと関口真希子さんのお二人が手がける“まとふ(matohu)”の2019/20年秋冬ショーが、映像とプレゼンテーション形式で、表参道ヒルズにて開催されました。

Img_12511  テーマは「雪の恵み」です。 今シーズンも前シーズンに続き「手のひらの旅」プロジェクトから、青森・津軽地方に着想したワードローブが披露されました。
 “冬ごもり”の時間をたっぷりと使って仕上げた伝統的な刺繍「こぎん刺」をウール地に採り入れたふんわりとした羽織コート、ボタンは江戸時代から続く漆塗りの「津軽塗」だそう。
 また温もりあふれる幾何学ボーダーやジャカード織のアイコニックな長着ドレス。
 それに雪の結晶柄の白いレースのドレスも。
Img_12631jpg Img_12541   

 プレゼンテーションの後、出現したのが新作をずらりと揃えたインスタレーションです。実際に手で触ることもでき、手仕事の丁寧な技をじっくり拝見できました。服づくりへのやさしさが伝わって来る素敵なコレクションでした。

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2019年4月21日 (日)

19/20秋冬AFWT ハハ 「アシスモーション」テーマに

 東京・多摩ファッションネットワークのハハ(ha ha)は、ユニバーサルファッションを手掛ける希少なブランドです。このハハが、今期AFWTに参加し、渋谷ヒカリエにて“ユニバーサルモード” をコンセプトとするショーを開催しました。
 リリースによると“ユニバーサルモード”とは、ユニバーサルファッションをモードへと昇華したデザインであるとのこと。提案されたのは機能性優先ではない、身に着ける楽しさを第一に考慮した、モードの観点からみたユニバーサルファッションの新作でした。

  テーマは「アシスモーション」です。これは「アシスト(Assist)+モーション(Motion)」の造語だそう。
Img_12071  ランウェイでは、動作(動き)を補助する服、着用することで背や腰にかかる負担を減少させる服、車いす使用時の使いやすさを配慮した服が登場。人とファッションと機能、この3つの視点から考案された、近未来的ともいえるワードローブを着装したモデルたちがウォーキングしました。 
 たとえば補正具です。内側に隠れたコルセットもファッションアイテムの一つと考え、アウターの上に重ねてみたり、またトレンチコートやブルゾンの背中の肩甲骨あたりにジッパーを付けてコルセットとのレイヤード感を演出して見せたり。
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 また車いす向けには、タイヤによる汚れを防止するために袖の内側に防汚素材を使用したり、袖口も複数の開きを付けて邪魔にならないように コンパクトにまとめてみたり、背面にはクッション性のあるウレタン材を使ったり。とくにコートでは着座時に差し障りにならないように後ろ裾が外れる構造や、前裾がひざ掛けになるつくり、裾を折り上げると二重見頃のショートコートにもなる型など、様々な工夫や仕掛けが施されています。

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 上は、車いすモデルのアスリート、ウィールチェアラグビーチームBLITZの菅野元輝選手です。
 
 車いす使用時と補正具装着時、通常の使用時と、3パターンの着こなしができて、ジェンダーフリー、幅広い年齢に対応する、しかも華やかな女性らしさも忘れない“ユニバーサルモード”が続々。着用する人への思いやりいっぱいの、すばらしいコレクションでした。

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2019年4月20日 (土)

19/20秋冬AFWTトクコ・プルミエヴォル バルト3国の旅

 旅するブランド、トクコ・プルミエヴォル(TOKUKO 1ER VOL)のショーが、渋谷ヒカリエにて開催されました。

 デザイナーの前田徳子さんは、今季バルト3国のエストニア、リトヴィア、リトアニア に旅をし、そこで出会った人々の民族衣装に着想したコレクションを披露。
Img_11401  それはもう“おとぎの国”に迷い込んだかのような、明るく楽しい幸せ感あふれる世界でした。
 リリースによれば、バルト3国は素朴で民族意識をしっかりと持ち風習を大切に守り ながら季節の移ろいに合わせた自然体の暮らしを続けている国々だそう。
 カラフルな万華鏡のようなプリントやボーダー、刺繍、異素材の花のアップリケ、ブラック&ホワイトのシリーズまで多様なバリエーションで展開。
 忘れていた何かを思い出させてくれるような心温まるコレクションでした。
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2019年4月19日 (金)

19/20秋冬AFWT アカリミヤヅ「ロスト&ファウンド」

 新進若手デザイナーの宮津 明理さんが手がけるアカリ ミヤヅ(AKARI MIYAZU)が、AFWT に参加して2シーズン目となるショーを渋谷ヒカリエにて行いました。
 
  その2019/20秋冬コレクションのテーマは「ロスト&ファウンド(lost&found)」です。
Img_11281_1  底流に流れているのはデビュー時と同じ「生命」で、今シーズンは揺れ動く不安定な女心を一つひとつのルックに落とし込んでいるようです。
 目に付くのは、ギャザーやドレープのディテールをふんだんにあしらったアイテムや、様々なヌードカラー。それに軽やかな白いシフォンの重ね。
 ランジェリーのようなアシンメトリックなカットのコーデも登場しました。

 「失ったけれど見つかったものは?」を問いかける意味深なコレクションでした。
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2019年4月18日 (木)

19/20秋冬AFWT オーラリー 凱旋イベント

 今回のAFWTで、オーラリー(AURALEE)を手掛けるデザイナー、岩井良太さんを囲んで、表参道ヒルズにてトークショーと展示会が行われました。
  岩井良太さんは、昨年10月に東京都と繊維ファッション産学協議会が 主催するファッションプライズ「FASHION PRIZE OF TOKYO」を受賞。  同プライズ主催者の支援を受けてこの3月初めにパリで初のコレクションを開催、これはその凱旋イベントです。

Img_11171_1_1  「パリでは小さなブランドもそれなりに見せ方を考えていかないと---。空間演出が大切です。展示会は1~2回やってもダメで、3~4年は続けないと」などと、楽しそうに語っていました。

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 会場では、パリで発表したコレクションの動画とともに、今シーズンの新作をハンガーで展示。また素材から服が創られるまでの工程をパネル展示し、そのこだわりの服づくりを紹介しました。
 シンプルで高級感あふれるエレガントなモード提案が印象的でした。

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2019年4月17日 (水)

19/20秋冬 ウジョー “カシミヤフレークス”発表

 ファッションデザイナーの西崎暢さんが手掛けるウジョー(Ujoh)が、2年ぶりにAFWTで、インスタレーション形式によるショーを開催しました。今回発表したのは、「サルダリーニ カシミヤフレークス バイ ウジョー(SALDARINI CASHSMERE FLAKES BY UJOH)」というブランドです。

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 これはイタリア・コモのファッションハウス、サルダリーニ(SALDARINI)社が、衣服用のパディングとして開発したカシミヤ素材をフレーク状に加工した“カシミヤフレークス”を使用したカプセルコレクションです。“カシミヤフレークス”とは、グースダウンの代替となるもので、動物愛護精神にも配慮した素材であるといいます。
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 “カシミヤフレークス”は、日本市場が今後、倫理的かつ持続可能なラグジュアリーにより敏感になると考えて、立ち上げたプロジェクトだったのですね。見た目はダウンそっくりです。日本での展開、大いに期待しています。

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2019年4月16日 (火)

19/20秋冬AFWT ハレ テーマは「リバース」

 アダストリア傘下のSPAブランド、ハレ(HARE)Img_10781 が2019/20年秋冬コレクションをAFWTのメイン会場、渋谷ヒカリエにて発表しました。
 
  テーマは「リバース」で、「reverse=反対、反転、逆の」といった意味。ショーでは裏表のアイデアがあちらこちらに散見されました。たとえば両面着られるアウターや、本来裏にあるはずのポケットを表に出すなど。
 裏と表、内と外の境界線を曖昧化し、見えない内側を引き出すことで、服を纏う楽しみが増します。このデザインにはそうした意図もあるようです。

Img_10801 Img_10761jpg  
 また「リバース」にはもう一つ「rebirth=再生」という意味もあります。
 それを表現していたのが、着物の再利用で注目される、仙台を拠点とする「サムライアロハ(Samurai ALOHA)」との協業モデルです。
 コートの背中やシャツの胸の和柄が、見慣れたアイテムを斬新に見せていました。

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2019年4月15日 (月)

19/20秋冬AFWT タエ アシダ“多様性”をテーマに

 タエ アシダ(TAE ASHIDA)が、グランド ハイアット 東京にて2019/20年秋冬コレクションを東京・六本木のホテルで発表しました。
 
Img_09311  デザインを手掛けるのは芦田多恵さんです。
 テーマは“多様性”で、今回は初のメンズラインを披露するなど意欲的です。
 カラーは紫やオレンジなどの明るい彩りや、羽根の模様、アニマル柄などが目立っていました。
 ラグジュアリーとカジュアルを交錯させたり、都会的なウェアにエスニックを組み合わせたり。
 またファイクファーのコートにジーンズ、時折メンズルックを登場させるなど、まさに多様性溢れるコレクションでした。
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 最後にまばゆい美しさのイブニングドレスが登場、フィナーレとなりました。

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2019年4月14日 (日)

19/20秋冬AFWT シロマ “シブヤランウェー”に参加

 今シーズンもAFWTで第11回「渋谷ファッションウィーク」が併催され、メインイベントの“シブヤランウェー”が渋谷ストリーム前の広場にて行われました。大勢の人の目が集まるオープンな会場でしたから、この日は雨が降らなくてほんとうによかったです。

Img_09921  第1部は、シロマ(SHIROMA)の2019/20年秋冬ショーで、デザイナーの城間志保さんによる独特の構築的な造形美が光るコレクションを堪能しました。
  コートやドレス、シャツに半身のベストやビュスチェ、またプリーツスカートなどをレイヤードしたアシンメトリックなデザイン、パンツもカラー切り替えのロングスリットを入れるなど、動きのある意匠でシルエットに変化をつけています。
 透ける素材やビニールとコットンなど異素材組み合わせや、植物モチーフの妙にも注目です。
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 第2部は、“渋谷スタイル”です。
 このイベントに参加する各商業施設のショップ店員たちがランウェーを歩き、渋谷ならではのリアルクローズを披露しました。

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 ショーの最後には、アーティストのチョーヒカルさんがモデルとして、シロマの服で登場(写真中央)。
フィナーレを飾りました。

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2019年4月13日 (土)

19/20秋冬AFWT アンリアレイジ テーマは「ディテール」

 デザイナーの森永邦彦さんが率いるアンリアレイジ(ANREALAGE)が、前シーズン同様今シーズンもパリに続いて東京で、新たにメンズラインを加えてのショーを開催しました。
 
 その2019/20年秋冬コレクションのテーマは「ディテール(DETAIL)」です。
Img_08511jpg  渋谷ヒカリエのランウェイには、巨大な衣服が並べられ、その間をディテール、つまり服の細部であるボタンやフード、ジッパーなどがデフォルメされた服をまとったモデルたちがウォーキングしました。
 それにしても、これまでずっと光る服などデジタルな服づくりで話題を集めていたアンリアレイジなだけに、この変容ぶりにはちょっと驚きでした。
 とはいえ森永さんのお考えはすばらしいと思います。服は立体ですから平面の画面上で見ても、その質感から来る動きやスケール感、ましてや細かいディテールなんて、なかなか分かりません。留める位置を変えたり、思いがけない部分に手を通したり、様々な着こなしが伝えられるのも、やっぱり本物であればこそ、でしょう。
 目覚ましい進展を遂げるデジタルですが、ここで一歩立ち止まってアナログに軌道修正してみては---、「服は本物に触れないと分からない」、そんな新しい動きのようなものを感じたコレクションでした。
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2019年4月12日 (金)

19/20秋冬AFWT マラミュート「ランドスケープ」テーマに

 マラミュート(malamute)が先シーズンに続いて2回目のショーを渋谷ヒカリエで見せました。ブランドを手がけるのは、新進気鋭の若手デザイナー、小高真理さんです。

  今シーズンは渋谷駅を歩いていて思い浮かんだという「ランドスケープ」がテーマだそう。
Img_08131pg  自然と人工物が発展していく歴史の中の風景をワードローブに投影したといいます。
 得意のニットによる陰影のある花柄を表現したドレスや、肩にフリンジを飾ったテイラードスーツ、重ね着で見せるジャカードニットのストール、またノルディック柄をエレガントに落とし込んだ大人のジャージも登場。

 ニットならではのテクスチャーやフォルムを活かした独創的なクリエーションで、実力派といわれるのにふさわしい、才能が光るコレクションでした。
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2019年4月11日 (木)

19/20秋冬AFWT ユキ トリヰ インターナショナル

 鳥居ユキさんが手がけるユキ トリヰ インターナショナル(YUKI TORII INTERNATIONAL)が、AFWTの期間中、その2019年秋冬コレクションを恵比寿ガーデンホールにて発表しました。
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 今シーズンも小粋なエレガンスを見せるパリジェンヌが次々と登場。
 クロコダイルにドレープするサテン、ストライプとチェック、ニットに幾何学プリントを着合わせるなど、異素材組みあわせがフレッシュで若々しい。
 気品のあるカラフルな色使いもこのブランドらしい。
 女性らしい柔らかさと温かみ、それでいて軽やかで闊達な女性像にすっかり魅せられたコレクションでした。
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2019年4月10日 (水)

19/20秋冬AFWTオープニングトーク&ノーマ ティーディー

 19/20秋冬AFWTの2日目、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)主催のオープニングイベントが開催されました。会場となった表参道ヒルズ スペースオーは、一般の方も参加できるイベントということもあって、なかなかの賑わいでした。

  第一部のトークセッションでは、AFWTキー・ビジュアルを制作したクリエイター、大島慶一郎氏が登壇、インタビュー形式でその舞台裏を語られました。
01_kv_afwt2019aw   今シーズンのテーマは「私も、ひとつの文化だ。」というもの。ここには周囲の反応や評価に惑わされず、自分の価値観を尊重することの大切さを堂々と伝えようというメッセージが込められているといいます。
 ビジュアルは前シーズンよりもぐっとシンプルに抑えて、さわやかで未来的イメージを強調。スポーティなインナーに円盤のようなコスチュームで、内面からにじみ出る強さをアピール。とくに苦心したのは、無重力感の演出だったとか。モデルが宙に浮いているような感覚を視覚的に表現したらこうなったといいます。

 第二部は2019/20秋冬「ノーマ ティーディー(NOMA t.d.)」のコレクション発表で、インスタレーション形式で行われました。

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 野口真彩子と佐々木拓真のデザイナーデュオが手がけるブランドで、アウトドアやスポーティなカジュアルウェアが中心。シンプルでありながら細部まで繊細につくり込まれています。大きな花のモチーフやタイダイ風のプリントなど、ハンドドローイングを活かしたテキスタイルが目につきました。

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2019年4月 9日 (火)

19/20秋冬AFWT インドネシア「ダンジヨ ヒヨジ」と「エリ」

  AFWTでは毎回「アジアンファッション ミーツ トーキョー」を開催しています。今シーズンはインドネシアの「ジャカルタ・ファッション・ウィーク」との交換プログラムで来日したブランドが、渋谷ヒカリエの舞台でショーを披露しました。

 ここではその内の二つをご紹介します。いずれもテーマは“日本”で、きものを現代風にアレンジしたコレクションを発表しています。アジアでも日本がブームになっているようです。

ダンジヨ ヒヨジ(Danjyo Hiyoji)
 ダナ マウラナ & リザ マシタのデュオが手がけるブランドで、東京オリンピックをイメージしたという華やかなプリントデザインを見せています。
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エリ(Eri)
 オリガミの要素が感じられるパターンに、シンプルなオーガニックコットンやリネン生地使い。様々なオケージョンに合わせられるスタイルを提案したといいます。
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2019年4月 8日 (月)

19/20秋冬AFWTコトハヨコザワ 楽しい遊び心あふれて

 夏の楽しさを秋冬にもと、思い切り楽しい遊び心あふれるコレクションを渋谷ヒカリエにて発表したのが「コトハヨコザワ(kotohayokozawa)」です。デザイナーは前シーズンも実験的なコレクションを見せた注目の若手、横澤琴葉さんです。

  ショーは、カメラ席側からランウェイにモデルたちが突然現れてスタート。全員楽し気に肩を寄せ合ったり、腕を組んだりしています。
 
Img_07141   ヒントはこの冬過ごしたタイへのリゾート旅行にあるとか。
 黒い水着をまとっているように見えるトロンプロイユのモチーフのセーターには、デニムのリメイクジーンズを合わせて---、またパンツをあえてずり落とした着こなしも登場。
 穴あきのカットソー、キュートなプリーツフリル使いもあちらこちらに。
 ブラ型を取り入れたバッグも披露。これには驚きました。

 等身大の自分を自由に表現したというデザイナー、今後の成長がますます楽しみです。
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2019年4月 7日 (日)

19/20秋冬AFWT ザ ダラス 「エモ」テーマに80年代調

 デザイナーの田中文江さんが手がける「ザ ダラス(THE Dallas)」が、昨年の秋冬もの以来2回目となるショーを、南青山の洋館レストランで開催しました。
 同時に初のフレグランスも発表。ダンテの神曲から「深い森」と名付けられています。会場にはその神秘的な森の香りが漂っているように思われました。

Img_06981  テーマは「エモ(EMO)」で、80年代調のゴージャスなイメージを打ち出しています。
 パンタロンスーツにコルセットを合わせたり、ビッグショルダーのトップスに太めのベルトでウエストをマークしたミニスカートを組ませたり---。
  華やかな花やシックな秋らしいリーフ柄、アニマル柄のプリントもあちらこちらに見られました。
 
 クラシカルな趣の中に、現代を生きる芯の強い女性像を描き出したコレクションでした。
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2019年4月 6日 (土)

19/20秋冬AFWTジェニー ファックス 型破りな“結婚式”

 シュエ ジェン ファンが手がける「ジェニー ファックス(JENNYFAX)」のショーは、いつも型破り! これまでの考えや習慣にとらわれない服づくりにワクワクさせられます。
  今季は東京・青山のギャラリーに場を移し、新作を発表しました。(写真は照明が逆光で上手く撮れなかったのですが---。)
Img_06401  まずふくらんだバルーン型のドレス、次にスカートとランジェリーが一体になった服が登場。ウエストからスカートがズレ落ちて、ショーツが見える“だらしない系”ファッションに、目を見張ります。
 デニムにレースを組ませたり、温かそうなボアに光沢のあるサテンを合わせたり、不思議なバランスのコーディネートが次々に現れます。
 モデルは自分の殻を破ろうと必死にもがく女の子たちでしょうか。そんな女性の内面を表現しているようなルックが続きます。
 最後に出現したのはベビー服のようなドレスで、フィナーレに流れたのは何と結婚行進曲!
 ファンタジックな“結婚式”の世界をちょっぴり垣間見させていただいたコレクションでした。
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2019年4月 5日 (金)

19/20秋冬AFWTフクシマ プライド バイ ジュンコ コシノ

 世界的デザイナーのジュンコ コシノが12年ぶりに東京でコレクションを発表しました。それが「フクシマ プライド バイ ジュンコ コシノ(FUKUSHIMA PRIDE BY JUNKO KOSHINO)」です。
  福島の伝統産業は、東日本大震災により多くの被害を受けました。このブランドは、途絶えかけた“技”を継承しようと挑戦を続けてきた福島が誇る伝統工芸とコシノジュンコによるImg_05801 コラボレーション・ブランドで、これまではインテリアやライフスタイルコレクションが中心だったそう。今回で3年目を迎えて、コシノの真骨頂となる「ファッション」を基軸としたコレクションを初めて制作、AFWTによる表参道ヒルズの舞台で初披露されることになったといいます。
 
 ショーでは、ニットやシルク、和紙、木綿でつくられたドレスや山ブドウの蔓を使ったビスチェなど35体が登場しました。
 右はリブニットのアシンメトリックな切り替えドレスです。

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 上はやまぶどうの蔓など自然の素材を活かした会津の編み組み細工によるドレス。

 下は福島名産の絹織物、川俣シルクによるふんわりと風に揺れるドレス。
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 ジュンコ コシノらしいモダンなアート感覚あふれるコレクションで、新しい風がふく島(福/吹く/服)を再発見しました。

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2019年4月 4日 (木)

19/20秋冬AFWTアオイワナカ 「休日のご褒美」テーマに

 ファッションデザイナーの和中 碧さんが手がける「アオイワナカ(AOI WANAKA)」が、2シーズン目となるコレクションを渋谷ヒカリエで発表しました。

Img_05521  その2019年秋冬ものは、「休日のご褒美」がテーマです。
 がんばって仕事しているあらゆる女性たちに向けて、肩の力を抜いたリラックスしたウェアを提案していました。

 袖周りのゆったりとしたトップスに、履き心地のよさそうなフレアパンツや裾を絞ったパンツ、またバッグ付きの取り外し可能なハーネスベルトも機能的なアクセント。
 アシンメトリックな裁断もノンシャランなムードを強調しています。
 
 エレガントな中にも心地よい遊び心のあるコレクションでした。

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2019年4月 3日 (水)

19/20秋冬AFWTドレスドアンドレスド 「ポートレート」

 2019/20秋冬向けアマゾンファッションウィーク東京(略してAFWT)が、3月18日に渋谷ヒカリエにてスタートしました。

 トップを飾ったのは、「ドレスドアンドドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」です。デザイナーは北澤武志さんで、ブランドは前シーズンから北澤さん一人で手掛けているといいます。
Img_05181  今シーズンも物語性のあるショーで、テーマは「ポートレート」です。
 ランウェイのフロントに取り調べ室のような殺風景な部屋を設置し、そこにモデルが対になって現れ、静々とメンズの新作を見せていく演出です。
 バスト下でカットしたクロップト・トップや、バスト部にボーダー状に透ける素材を取り入れたシャツ、ショートパンツ、ダブル前コートなど。
 すべてにミニマルなつくりで、きちんとした丁寧な仕上がり。
 カラーは黒と白です。

 二人のモデルのやり取りが何とも意味深、服は単に着るだけではないことを改めて感じさせられました。

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 フィナーレは小部屋に入ったモデルが並んで登場する趣向でした。
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2019年4月 2日 (火)

Tシャツ・プリント・デザイン・コンテスト2019 グランプリ

 今年の「Tシャツ・プリント・デザイン・コンテスト2019」のテーマは、「サステナブル(持続可能)なコットン」でした。
 応募総数は701点で、その内最終審査に残った30点の中から、グランプリに選ばれたのは、36歳のフリーデザイナー、岡本麻衣子さんの作品(下)です。

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 最終審査会は先月20日に大阪・綿業会館で開催され、私も審査員の一人として参加しました。
 今回は全体に洗練されたストーリー性のある力作揃いで、実は大接戦でした。その中で抜き出てきたのがこの作品だったのです。私もよかった、これならとてもステキなTシャツになる、と思いました。
 まずは抑えた色使いがエレガントです。
 次に「道しるべ(地図)」というコンセプトがすばらしい。水や光を受けて自然の中で育つコットンが循環型であることを上手に図案化しています。
 全体のバランスもよくて、大人の品格を感じました。

 岡本さん、おめでとうございます!
 
 なお、表彰式は5月10日に東京で開催される「コットンの日」記念イベントの折りに行われます。作品はTシャツにプリントして当日の出席者にプレゼントされることになっています。これも楽しみですね。

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2019年4月 1日 (月)

ウィーンの5ブランド 暗闇の中で驚きのプレゼンテーション

 先月半ば、オーストリア大使館で開催されたウィーンの5ブランドのプレゼンテーションには驚かされました。懐中電灯を手渡されて、入場するとそこは真っ暗闇だったのです。自分で懐中電灯を照らして、コレクションを発見していく趣向でした。
 暗かったので写真が上手く撮れませんでしたが、いくつかご紹介します。
 
ヤナ・ヴィーランド(Jana Wieland)
 デザイナーもモデルもMs. Jana Wielandさん。シンプルでエレガントなドレスのコレクションです。

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カリッシ(Kalissi)
 デザイナーはMs. Christina Maria Hrdlickさん。

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Img_04951_1  オーストリア帝国の歴史が発想源とか。
 ミュージカルにもなった絶世の美女・皇妃エリザベートがヒントでしょうか。
 カラフルでキュート、気分が高まりそうなデザインです。
 
キッズ・オブ・ザ・ディアスポラ (Kids of the Diaspora)
 デザイナーはMs. Leni Charles さんと、Ms. Cherrellone Charlesさん。
 シンプルでスポーティなウェアの提案です。
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ユリア・スケアゲートJS by Julia Skergeth
 バッグのブランドで、デザイナーはMs.Julia Skergethさん。小型のバッグを中心に展示していました。
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ルドルフ・ヴィエンナ (Rudolf Vienna)
 デザイナーはMs. Lisa MladekとMs. Antonia Maedelさん。シンプルなニットウエアのブランドです。
 
 今年は日墺友好150周年を迎えるそうです。東京都美術館では待望の「クリムト展ウィーンと日本1900」の展覧会ももうすぐ始まりますし、オーストリアのファッション、これから注目ですね。

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