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2019年3月 8日 (金)

PVパリ⑿メゾン・デクセプション➁ ヴィラ九条山体験語る

  「ヴィラ九条山」は、アンスティチュ・フランセ日本が運営するフランスの国外アーティスト・イン・レジデンス、つまりフランスのアーティストを日本に招聘し、滞在しながら創作活動を行わせる京都の邸宅であるそう。フランス人アーティストにとっては憧れの施設といいます。私も今期PVパリで初めて、京都市内にこのような場所があることを知った次第です。

 今回の「メゾン・デクセプション」では、初の「ヴィラ九条山」展開催とともに、同じホールのコンフェランス・スペースにて、この企画展に参加した6人のアーティストによる「日本でのレジデント体験を振り返る」と題したパネルディスカッションが行われました。
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 司会役はシャルロット・フーシェ=イシイ ヴィラ九条山館長とコンサルタントの大江ゴティニ純子さん、そしてパネリストの一人が私もよく存じ上げているテキスタイルデザイナーの梶原加奈子さんでした。
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 ヴィラ九条山は1992年に設立され、2014年に改装されたそうです。そのとき以来日本人もフランス人とのデュオに限って受け入れられるようになり、ファッション・テキスタイル分野にも門戸が開かれたといいます。梶原さんは昨年、同じテキスタイルデザイナーのポーリーヌ・アバスカルさんと組んで参加されたのですね。
 ポーリーヌさんと一緒に工場を回って、彼女が何に関心を示すのか、梶原さんにはそれがとくに刺激的に感じられたそうです。日本人では気づかないヒントがたくさんあったようです。たとえば仕上がるまでの途中の段階の柄に惹かれたり、日本の間引くという美意識に感心したり、また色に立体的な奥行きを持たせる濃淡の技法に目を見張ったり---。そのときのエピソードを交えて、楽しそうに語られました。
 他のパネリストたちも日本の職人さんたちと接して学んだことなど、日本での思い出を振り返りながら、それぞれクリエーションをプレゼンテーション。
 フランスと日本の芸術や文化交流がこんな風にして進んでいたことに、改めて感動したことでした。

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