フレンチ・デザイン展 ―“悪趣味のセンスはない”
先般14日、21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3で開催中の「フレンチ・デザイン展」プレスプレビューに参加しました。
これは、VIA(フランス創作家具振興会)の40年にわたるインテリアデザイン界への貢献を記念する展覧会で、2017年から世界各地を巡回し、今回の東京展はアジア初とのことです。
開幕にあたり、駐日フランス大使 ローラン・ピック氏が訪れ挨拶されました。
キーコンセプトは、「NO TASTE FOR BAD TASTE スタルク、ブルレック・・・」。フレンチ・デザインに“悪趣味のセンスはない”という、ちょっと小粋なテーマになっています。
フレンチ・デザインを特徴づけるものは、冊子によると「伝統と異文化への開放性、産業と創造性、サヴォワール・フェール(職人技)と大胆さ、持続可能な革新性とほんの少しのラグジュアリー感、エレガンスと品格のはざまで決して下品になることなく完璧なバランスを追い求めること」だそう。
「フレンチ・デザインとは何か?」が少しわかった気がしました。
VIAのディレクター、ジャン・ポール・バス氏が見どころをご案内してくれましたので、そのいくつかをご紹介しましょう。
上のしなやかなランプシェードは折り畳められるとのこと。
左下のスツールは、中を開いて取り出すと、右下のようにマットレスにもなる、機能的なデザインです。
右のアコーディオン・プリーツの縦型ブラインド・カーテンは、紙と木でつくられています。
ところがこのブラインドは、下のように大型の扇子の形に変形するように設計されているのです。
楽しいアイデアあふれる家具に目が点になりました。
開催は31日までです。
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