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2019年3月23日 (土)

「キモノマニア」展 伊若手デザイナー日本文化にオマージュ

 この8~14日、イタリア大使館貿易促進部主催「キモノマニア」展がイタリア文化会館にて開催され、レセプションに招待されて行ってきました。
 これは日本文化の影響がイタリアのファッションに与えた、また今も与え続けている影響に焦点を当てたもので、出発点は何と400年前の支倉常長と慶長遣欧使節団です。彼らは1615年にイタリアに到着したのです。支倉常長は豪奢な織物を組み合わせた着物を身にまとい、ローマ風の帽子をかぶっていたという記録が残っているといいます。

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 この史実に由来し、イタリアの若手デザイナー10名がキモノを自分たちなりに解釈して創作した作品が多数披露されました。
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 イタリア人が日本の着物を夢想して仕上げるとこんな風にデザインされるのですね。日本人では思いもつかないようなユニークな発想の個性的なドレスが揃っていました。
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 「ジャポニスム」と呼ばれる、異文化が絡み合うことで生まれた多面的な現象、そのいくつかをご紹介しましょう。

 Img_02061  右は、フランチェスカ・ノリさんの作品です。
 
 伝統技術の“金継ぎ”にインスパイアされたドレスとか。
 シルクサテンとリサイクルビロードにゴールドのファスナー、帯の結び目には蓮の花があしらわれています。
 
 
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 左は、イタロ・マルセグリアさんの作品です。
 
 黒のコットンポプリンとブロンズ色のメタルスパンコールを刺繍したチュールを合わせたトラベルコートです。
 コットンポプリンには撥水加工が施されていて、ゴージャスなのに機能的でもあるのです。 

Img_02211jpg  右は、サント・コンスタンツォさんの作品です。
 
 軽やかな折り襞の職人技術を復活して見せています。
 日本のオリガミをヒントにしたと言っていました。
 16世紀に大流行したラフ(ひだ襟)を思わせます。
  
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 左は、トンマーゾ・フィクスさんの作品です。
 
 鎧のようです。
 つなぎ目の縁取りには印伝のような模様にキリスト教の十字架が組み込まれています。
 
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 右は、ガッティノーニのデザイナーとして著名なギレルモ・マリオットさんの作品です。
  ハンドペイントのダッチェスサテンのマキシ丈のキモノドレスです。

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