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2019年2月26日 (火)

PVパリ⑶ 「ウェアラブル・ラブ」“人間拡張”をテーマに

 PVパリでは、第3回目となる「ウェアラブル・ラブ WEARABLE LAB」が開設されました。
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 ここは、ファッション業界における実験的な材料や製品、サービスの国際的なセレクションを紹介するファッション・テック・エリアです。今回はパートナーとしてフランスオートクチュール及びファッション連盟を迎えて、“人間拡張(ヒューマン・オーグメンテーション)” をテーマに開催されました。
 出展したのは革新的なテクノロジーやプロトタイプ、スマート・マテリアルなどを手掛ける17社です。日本企業の姿がなかったのが少し残念でした。コンフェランス・スペースでは専門家によるセミナーやパネルディスカッションなども多数行われて、来訪者が絶え間ない様子でした。

Premierevision12fevrier2019alexgall  中でも私が注目したのが実験的な企画展、スキル(SKILL 2)です。VRによる拡張現実の体験コーナーや、有力デザイナー4人による人間の能力を拡張する衣服、4点が展示されていて、見る者を刺激していました。

 ここで披露されていた作品の一つが、あの森永邦彦が手がけるアンリアレイジ(ANREARAGE)の2018年春夏コレクションです。
Img_02841_2  右はその「パワー」と題されたテープがポイントの作品です。軽やかな素材で作ったガーリーなドレスがテープでグル巻きされています。
 このテープは力を加えると発光する「応力発光」素材です。
 ライトダウンすると暗闇から、発光したテープのみのシルエットが浮かび上がるというのですから何とも神秘的!
 テキスタイルも力を加えることで、服全体が神々しく光輝く、そんな新しい形のファッションが生まれているのですね。

 またセミナーで知ったMatériOの未来的な素材の展示も興味深かったです。
Img_04362   MatériOは、革新的な材料の資料館です。

Img_03991_3   ここでは樹脂や石など、およそ「信じられないような資料」が提案されていました。
 中でもおもしろく思ったのが、右の写真のコンクリート・レースです。リサイクリングのコンクリートが使われています。

Img_04321jpg  これは文字通りコンクリートの破片をつないでつくったレースです。何とシャネルの作品にも使われていて、びっくり! でも着用するとかなり重いそう。

 なおこのMatériOですが、科学や産業、材料、デザインそしてイノベーションに関心のあるフランスの若いチームが2000年に設立した組織であるとのこと。パリやブリュッセル、プラハ、ブラチスラバにライブラリーがあり、建築家やデザイナーなど、あらゆるクリエイティブなスペシャリスト向けに、特殊で変わった革新的な素材を提供しているといいます。
 日本人デザイナーも相当数メンバーになっているようです。ちょっと気になる存在ですね。

Img_04091_2  出展ブースでは、またしてもEUVEKAのロボット・マネキン(人台=ボディ)が出ていました。
 これはプロトタイプ作成のすべてのステップを制御し、モデルを正確なサイズにカスタマイズする、フランス発のインテリジェントダミーです。
 ボディが身体に合わせて伸縮するとは何と不思議!
 ラスベガスのCESにも出品して大きな話題となったといいます。

 来場者が足を止めてじっと見ていたのが印象的です。
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