ロンドン「スウィンギングロンドン ライフスタイル革命展」
ロンドンでは今回、ファッション&テキスタイルミュージアムに行ってきました。訪れたのは初めてでしたが、ロンドンブリッジ駅から徒歩5分、ピンク色の目立つ建物でわかりやすかったです。ここは英国パンクのアイコン、デザイナーのザンドラ・ローズ(Zandra Rhodes)が2003年に立ち上げたミュージアムだそう。行ってみるまで知りませんでした。
ちょうど企画展「スウィンギングロンドン:ライフスタイル革命/テレンス・コンラン―マリー・クワント Swinging London: A Lifestyle Revolution / Terence Conran ― Mary Quant」がスタートした日で、小さな館内は人でいっぱいでした。
20世紀英国の歴史の変革期、“スウィンギングロンドン”と呼ばれた時代、とくに1952年から1977年までを取り上げ、当時ライフスタイル革命を起こしたテレンス・コンランとマリー・クワントにスポットが当てられています。
テレンス・コンランはサーとして叙勲された家具・インテリアデザイナーで、ザ・コンランショップの生みの親です。またマリー・クワントは1960年代にミニスカートで一大ブレークしたファッションデザイナーです。この二人は親交が厚く、マリー・クワントの物議をかもした「バザー Bazaar」に続くセカンドショップのデザインはテレンス・コンランが手がけたといいます。またテレンス・コンランは、1964年に初のライフスタイルショップ「ハビタHABITA」を立ち上げました。
本展は、ショッピングに革命を巻き起こした二人の仕事を軸に、当時の生活スタイルを掘り起こす興味深い展覧会でした。今人気のライフスタイルショップのルーツを探る良い機会にもなるのでは---。なお会期は6月2日までです。
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