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2019年1月13日 (日)

鎌倉の数寄屋造りの至宝 旧山本条太郎別荘を見学して

 海浜リゾートの街、鎌倉には別荘建築が多いのです。これはその一つ、旧山本条太郎別荘が昨年11月下旬、湘南邸園文化祭の一環として特別公開されて、訪れたときの見学記です。

Imgp32091  長谷の奥にあるこの場所は、宗教法人神霊教の鎌倉練成場「霊源閣」となっています。何なのだろうといつも不思議に思っていたこの地が、旧山本条太郎別荘だったのですね。この山本条太郎という人物は第10代満州鉄道総裁も務めた実業家だったそう。こんな風に特別公開されるまで知りませんでした。

 この別荘は、関東大震災以前の1918年(大正7年)に建造された京風の数寄屋造りで、2016年に国の登録文化財に指定されているのですね。当時の建物で現存しているのは、華頂の宮邸や扇ヶ谷の古我邸など洋風のものがほとんどですので、この数寄屋建築というのは大変珍しいといいます。Img_92061jpg  門を入って、階段を上った海抜40mの高台に建てられています。

Img_92081_2  玄関には侘びた風情の竹張りの建具になじむ、京風の雅な金襴緞子が掛かっていました。

Img_92131  数寄屋造りの大広間は京間になっていて広く感じます。

Imgp31551  広間の茶室「無畏庵」です。意外に明るい開放的な空間でした。

Img_92271  書院造の居間です。

Img_92211  小間の茶室です。約3畳で床の間に炉があります。

Img_92221_2  伝統的とは言いながら障子硝子を使うなど、モダンな好みも伺えました。

Img_92241  お庭からは由比ガ浜の向こうに小坪や逗子マリーナが望めました。

 それにしても優雅な別荘がこんなところに人知れずに佇んでいたとは! 鎌倉はやっぱり奥が深いです。

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