北海道 駒ヶ岳を望む大沼の冬の風物詩
函館から程近い大沼公園のホテルに宿泊しました。朝は何と快晴、昨夜の雪はどうしたのかと思うような青空に、くっきりと姿を現したのが「北海道駒ヶ岳」です。真っ白な雪をかぶったこの秀峰は、馬の形をしていることから駒ヶ岳と呼ばれているのです。前方の鋭い山頂部分から馬の背のように裾野へ伸びる線が印象的です。
スノーシューのトレッキングツアーに参加し、ガイドさんから駒ヶ岳の歴史を伺いました。かつては富士山のような円錐形だったのが、江戸時代1640年の大噴火で崩壊し、このような山容になったといいます。このときの大爆発により室蘭では津波が発生し、300人余りが犠牲になったとも。これは先頃インドネシアで起きた火山噴火による大津波と同じ構造だそうです。現在も活火山の駒ヶ岳、万全の対策がとられているようですが、備え怠らず、ですね。
大沼公園は日本新三景と呼ばれる景勝地で、凍てつく湖沼の景観が美しかったです。
小さな島々をめぐるコースも橋が架けられるなど整備されています。とはいえ雪道で、雪で足をとられそうになりながらの散策でした。駒ヶ岳もあいにく雲におおわれて残念でした---。
名曲「千の風になって」が生まれた記念碑もここにあります。上写真の手前がそれで、碑文の部分だけ顔を出していました。
ワカサギ釣りも盛んな様子で、じゅんさい池では釣り人がずらりと周囲を囲んでいました。まだ完全結氷していなかったので、桟橋からの釣りです。氷上でのワカサギ釣りは1月上旬頃からだそう。
オオハクチョウにも出会いました。
冬でも凍りにくい「白鳥台セバット」には、20羽くらいが、カモやカイツブリなどと一緒に集まっていました。
冬の風物詩を楽しんだ大沼公園でした。
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