エコプロ2018 ⑴ SDGs時代の環境と社会、そして未来へ
日本を代表する環境総合展示会「エコプロ2018」が、「SDGs時代の環境と社会、そして未来へ」をテーマに、昨年12月6日~8日、東京ビッグサイトで開催されました。
20回目となる今回は、528の出展社・団体が出展、昨年を上回る162,217人が来場したと発表されています。いつものことながら、すごい人出に驚かされたイベントでした。
繊維関係では、大手素材メーカーのブースが目立っていたのでご紹介します。
東洋紡グループ
ブースはユーモラスな「カエル」が目印。これには「強い良い会社を目指して---変わる、カエル」という意味があるそう。
持続可能な開発目標(SDGs)への様々な取り組みが打ち出される中、ファッションで目に付いたのは、日本エクスラン工業を中心とする事業部によるフェイクファーでした。リアルファーよりも環境に配慮しているとのことで、エコファーとも呼ばれています。一つのトピックスとして取り上げられていました。
東レ
特におやっと思ったのは、白い化学防護服(写真右)の展示です。センシング機能素材「ヒトエ」の隣に置かれていました。
粉塵漂うアスベストなど、そうした過酷な現場で働かれる方の健康を守るために開発した「リブモア(LIVMOA)」という素材でつくられているといいます。
これまでよりも軽くて着心地が良く、高通気性や防水透湿性など様々な機能に優れているとのことです。
また、ウルトラスエードのリサイクルの取り組みなど、グリーンイノベーション事業の進展ぶりも印象的でした。
帝人
目玉は、大きなタイヤが置かれた正面の展示です。これはリサイクル素材でつくられたソーラーカーによる南極点到達プロジェクトへの支援活動だそう。同社は車体や構造材向けの軽量・高強度素材やタイヤの設計解析サポートなどを通じて、このプロジェクトを全面的にサポートしているとのこと。
ソーラーカーから送られて来るリアルタイムの動画も流れていて、興味深かったです。
またペットボトルリサイクル繊維の「エコペット」関連の製品などもみられ、SDGsへの取り組みをアピールしていました。
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