「日経クロストレンド2018」消費を変えるトレンドを体感
「日経クロストレンド2018」というイベントが昨年11月末に東京国際フォーラムで開催され、2019年に向けて消費を変えるとみられるテクノロジーやトレンド、ヒットを体感してきました。遅ればせながら、その模様をお伝えいたします。
出展ブースではトライアルさせていただけるものが多く、それぞれに皆、興味深かったです。
中でもファッション関連で注目したのは、レナウンの「着るだけ」です。
これは男性向けビジネスウェアのレンタルサービスです。コーディネイトやクリーニング、保管など面倒なことを一切気にせずに、ただ「着るだけ」でよいというもの。料金は月額制でスーツ2着が4,800円からとのこと。
こんな風に「買う」のではなく「借りる」という流れがスーツにも来ているのですね。一つ気になったのは、似たようなスーツのレンタルサービスを行っていたアオキの「suitbox」が、最近撤退したというニュースです----。とはいえ昨今レンタルはもうフォーマルウェアだけではなく、女性服では普段着にも広がってきています。流れに乗ると期待しています。
またコニカミノルタの「クンクンボディ(kunkun body)」もスゴイ、 と思ったテクノロジーです。これはニオイをかぎ分けるAIシステムで、目に見えないニオイを「見える化」する、つまりニオイを測定するツールなのです。
ブースでは体臭や口臭などをタッチ&トライしていました。私も体験してみて、結果はニオイはないとのことで安心しました!
職場内などでよく、どうにかして欲しい、と思うことのトップが、体臭や口臭だそうです。アンケートでも約7割もの人が、ニオイが気になる、と答えているとか。スメルハラスメント(スメハラ)という言葉も出てきていますね。
「クンクンボディ」は、こんなニオイの問題を解決する画期的な技術、と思われます。今後の展開が注目されるところです。
会場では、恒例の日経トレンディによる2018年のヒット商品ベスト&2019年のヒット予測ランキングが、ずらりと展示されていました。
簡単にご紹介すると、2018年のヒット商品ベスト30では、第一位が安室奈美恵、第二位 ドライブレコーダー、第三位 ペットボトルコーヒー、第四位 「ゾゾ」スーツ,第五位 グーグルホーム&アマゾンエコー、第六位 漫画「君たちはどう生きるか」、そして第七位が「アイボ(aibo)」でした。
「アイボ」はご存知ソニーの犬型ロボットです。思っていたよりもずっと小さくて、だっこしやすそう。ほんとうに愛らしい!
2018年1月11日(ワン、ワン、ワン)に発売を始めて、7月までの半年間で2万台売れたとか。今はもう予約待ちの状況といいます。
2019年のヒット予測ランキングでは、第一位が日仏激安&高機能カジュアル「デカトロン&ワークマンプラス」、第二位 新ニッポンの夜明け「新元号フィーバー」、第三位 アジア最強の書店「誠品生活」----となっています。
上は、売れ筋予想トップの「デカトロン&ワークマンプラス」のコーナーです。
アウトドアスポーツは昨年以上に大きな旋風を巻き起こすことになりそうです。
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