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2018年12月 5日 (水)

ファッションワールド東京 早乙女喜栄子講演 VMD語る

 先般の「ファッションワールド東京2018秋展」で、以前からお話しを聞きたく思っていたVMDディレクターの早乙女 喜栄子氏が講演されました。
Img_83191 テーマは「購買率と客単価を高めるVMD」です。ちなみにVMDとはヴィジュアルマーチャンダイジングのことで、視覚に訴えて商品をディスプレーする考え方です。
 「お客が入りたがる店の基本的なところを伝えたい」と、事例を交えて語られました。
 その要点をまとめてみましょう。

 まずは何といっても視覚が重要で、「お客が入りたいかどうかは2秒で決まる」といいます。最近は動画をウインドーに映し、それに合わせてスカーフなどが空間を舞うディスプレーなど、動きのあるものが増えているそうです。また以前表参道ヒルズで巨大な鯨を出現させたことがあったのですが、そうした意表をつくオブジェを採り入れるのも集客につながるとのこと。見た目キャッチーなものが求められているのですね。
 次に売場づくりでは人間の習性を知ることが大切だそう。例えば人は明るい方へ動く、また視線が左から右に水平移動することから、右に解放的な空間をとるようにするとよいといいます。また人間の5感で、視覚に次いで重視されるのが香りなので、高級品売場でゆったりとした気分にさせるフローラの香りを漂わせるのも購買意欲をそそるといいます。
 売場に求められるチェックポイントも次のように紹介されました。
 4つのEとしてエンターテインメント(Entertainment もてなし)、エキサイトメント(Excitement  感動)、エンジョイメント(Enjoyment  楽しみ)、エクスペリアンス(Experience  経験)。
 4つのFとしてフレッシュ(Fresh 鮮度感、清潔感)、フィーリング(Feeling 気付き、こだわり)、フィクション(Fiction、非日常性)、フェミニン(Feminin  やさしさ、思いやり)を挙げて解説。
 さらにVMDの基本として、見せ場と売り場をはっきり分けることや、センスのよいコーディネイト、客ダマリの重要性にも言及。配色は明度差が大きいほど視認性が高まることや、強弱のコントラストがつけられる3角形構成のディスプレー手法も披露されました。

 最後に来店客に視覚的にわかりやすく伝えることが成功の鍵!と強調。大変中身の濃い講演会でした。

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