「テンボ」全ての人が笑顔になれるファッションショー開催
先月末(11/24~25)、代々木公園で開催されたファッションとアートのイベント“ヴィント・エイジ(BE Vint-Age)”で、「テンボ (tenbo)」のファッションショーが行われました。
会場は、ケヤキ並木の両側に屋台が立ち並ぶ、にぎやかな通りの真ん中に赤いカーペットを敷いただけの青空ランウェイです。障がいのある方も健常者を介して、みんな一緒に、笑顔でウオーキングしていました。
「テンボ」は、年齢、国籍、性別、障がいの有無を問わず、誰もが笑顔になれるファッションを発信しているブランドです。デザイナーの鶴田能史さんが、「全ての人が着ているだけで幸せになる、機能性もファッション性もある服」を提案しようと、2015年に立ち上げました。その頃私は何度か取材させていただき、記事にまとめています。(このブログ2015.10.21付けを参照)
鶴田さんはブランドテーマとして、「ユニバーサルデザイン」ではない、「ピープルデザイン」という言葉をかかげています。より人に寄り添いたい、人のためにデザインしたいという、気持ちのあらわれと受け止めています。
出演したモデル全員で記念撮影。右の一番端が鶴田さんです。
なおブランド名の「テンボ」は、スワヒリ語で「象」の意味だそうです。優しいだけではない、ときに群れを守ろうと闘う強い象が、ブランドイメージと重なります。
たくさんの壁を乗り越えて、こんなにもステキなショーをされた鶴田さん。頭の下がる思いで会場を後にしたことでした。
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