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2018年12月17日 (月)

2019秋冬JFW-JC、PTJ ⑶ 高感度・高機能カジュアル

 先般、東京国際フォーラムで開催されたJFW-JC、PTJは、厳選された出展者が多彩な高品質テキスタイルを提案するビジネス商談会です。
 2019秋冬に向けて、数多くの独自技術を駆使したテキスタイルが見られるなか、とくに注目した出展ブースを分野別にご紹介していきます。

 まずはますます高感度・高機能に変身するカジュアル素材から始めましょう。

◇太陽染工Img_88391_2
 広島県福山市を拠点に、得意のインディゴ生地染めやインディゴ段落ち抜染、Img_88471また“スミナリエ”というベースを薄色に染め、その上から濃色を染める2度染め加工などを展示。 
 右は“スミナリエ”の両面針布起毛生地です。
 綿100%の生地で、温かくて気持ちいい感触です。 
Img_88442  またもう一つ、右写真のドライタッチのパリッとした脱脂風ワッシャー加工も目新しい。
 さらに新たに開発したスプレンダー加工にも注目です。これは先染めでもプリントでもない、独特のメランジ調を表現する加工で、コーティングと染色を同時に組み合わせたものといいます。

◇播
  前回も出品していた“へそデニム(heso denim)”を、大きく打ち出していました。
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Img_88531  これは播州産地で一から開発したインディゴ染色機を使用した綛染めで、かすり調の味わいが特徴です。今回はストライプやオンブレチェックなどの柄物を増やし、組織も100番双糸のローンやダブルガーゼといった薄地からボトムに向く20番双糸の織物まで、バリエーションを広げてアピールしていました。

◇ジャパンブルー
 ビンテージ素材の本質を追求する伝統的技法と、現代の最新技法を融合した“シン・デニム®”を提案しています。

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 これは独自開発の染色技術により、堅牢度を向上させたデニムで、デニム生地特有の「色落ち」や「アタリ」はもちろん、「色移り」もほとんど見受けられないといいます。強度も通常のデニム生地の2.5倍以上と大幅に向上し、Img_89311jpgとてもすり切れにくい生地であるとか。また消臭機能もあるそうです。それでもデニム生地の風合いはそのままというのがいいですね。
 右は新しいカモ柄プリントのデニムです。

◇鈴木晒整理
 遠州産地で様々な風合い加工を展開している加工場です。
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 今シーズンは、綿を中心とする天然素材の防シワ加工の“クリーズケア”に加えて、新しい加工として“絹音(きぬね)”を提案していました。これはシルクが擦れ合ったときに出るキュッキュッときしむような音、Img_90202 「絹鳴り」がするような風合いと光沢感を表現した加工です。右は絹音加工を施したコットン90/シルク10の生地です。
 また起毛生地に色の深みを引き出し、上品な光沢感としっとりとしなやかな風合いを付与する“ディアモイスト”加工も注目されます。

◇カイハラ

Img_90461jpg 
Img_90411_2  デニムの大御所、カイハラは、今季新たにテンセル使いを打ち出していました。経糸にテンセル/綿、緯糸に綿100%を打ち込んだデニムです。
 ソフトでしなやかな風合いが人気を集めている様子です。

◇沼尻テキスタイル研究所
 ニットファブリックで定評のある企画会社で、協力工場の多くは、日本にしかない昔ながらの編機や、世界に一台しかない特注の編機等を有しているといいます。
 Img_90071今シーズンもオリジナリティの高いスエット生地が人気を集めていました。
 右はインディゴ染めのもの。

 下は人気の裏ファーパイルのもの。
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