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2018年9月27日 (木)

PVパリ⑴ イノベーションをテーマに画期的な会期

 2019/20年秋冬向けファッション素材見本市「プルミエール・ヴィジョン・パリ(PREMIERE VISION PARIS 略してPVパリ)」が、9月19~21日、パリ・ノール・ヴィルパント見本市会場で開催されました。
Pv
 今期は、イノベーションをテーマにした画期的な会期となったといえるでしょう。企業の社会的責任(CSR)を問う「スマート・スクエア」の拡大や、企業間取引(B to B)のデジタルプラットフォーム「マーケットプレイスPV」の始動など、既成概念にとらわれない様々な提案が見られました。

 初日の記者会見もいつものプレスルームではなく「スマート・スクエア」に移して行われました。これについて冒頭、ジル・ラスボルドPVゼネラルマネージャーは、「PVパリは責任あるクリエーションを重視している。同時にクリエーションにイノベーションは不可欠と考えていることを強調したかった」と語っています。
Img_55881_2  「マーケットプレイスPV」のローンチ、面積を1,000㎡に広げて、素材、最終製品、サービスを紹介する「スマート・スクエア」、「スポーツ&テックエリア」の新設、縫製・製造・ソーシング提案を充実させる新しい多様な試みの「ザ・ソーシング・コネクション」、レザー・マニュファクチュアリングでは、フォーカスカントリーとなった「ポルトガル」のノーハウについてのイベント、イエール国際モード&写真フェスティバルで審査員大賞を受賞した「ロシュミー・ボッタ氏らの特別展」、記念すべき第10回「PVアワード」など、その概容が解説されました。

 出展社数は6つの見本市全体で51か国から過去最高の2005社となり昨年同期比2.6%増、新規出展は190社で昨年同期比9.5%増です。(このブログ2018.9.4付けの見込みの数字よりも増えました。) その内訳は、主軸のファブリックに802社、ヤーンに63社、アクセサリーに311社、デザインに248社、レザー311社、マニファクチュアリングに251社となっています。
 来場者数は124か国から55,497名(73%が フランス以外の国々から来場)で、昨年同期比8.3%減でした。これについては、ユダヤ教の祭日であるヨムキプール (贖罪の日)と重なったことと、今期は特例的に、これまでと異なる水曜日~金曜日開催となった日程の変更が大きく影響したといいます。
 国別トップ10を見ると、第1位がフランスで15,160人、次にイタリア5,962人、イギリス4,118人とEU諸国が第3位までを占め、第5位スペイン3,021人、第7位ドイツ1,941人、第10位ベルギーとヨーロッパ勢が続きます。アジアでは中国が第4位で3,101人、日本は第9位で1,606人、また韓国も1,029人が来場。さらに通貨や経済問題の影響で揺れるトルコは減少しながらも第7位で2,528人、米国も微減し第8位で1,918人だったと発表されています。

 これまで以上に国際色豊かになりバラエティに富み、しかもより精鋭化された実働チームが派遣されたPVパリ、今期もまた総じて鮮やかな成功を収めたといってよいでしょう。

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