ハラ・カルクソーのサステナブルなファッション展
ロンドンのヴィクトリア&アルバート・ミュージアムでは、「ファッション オブ ネイチャー展」の他に、もう一つ、無料の展覧会「ハラ・カルクソー(Hala Kalksow)展」が行われていました。
ハラ・カルクソーは、バーレーン出身の女性ファッションデザイナーです。2016年にロンドンでサステナブルをコンセプトにファッションブランドを立ち上げたとのこと。
テキスタイルはバーレーンで手織りされたもので、職人技を守り、継承することに貢献しているそう。使われなくなった布地をアップサイクリング(廃物をより価値の高いものに再利用)する実験的な試みにも挑戦しているといいます。
コレクションでは仕事着を基調に、ひねりを加えて現代感覚に落とし込んだモデルを発表していて、着る人の身体を守る制服のような衣服を考えてデザインしているとか。
ステージでは静かな存在感のあるワードローブのインスタレーションを展示。
ドレスはキモノをイメージさせる直線的な構造です。
キモノジャケットと名付けたジャケットにはプリーツのカートリッジが取り付けられていて、これはキプロスの羊飼いたちのバッグに使われているものだそう。
織りにはラテックスを採り入れ、シルエットを保持するともに、心地よい着用感もあるのだとか。
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