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2018年9月14日 (金)

「ファッション オブ ネイチャー展」服飾と自然界を考える

  ロンドンに来ています。来週行われるパリのプルミエールヴィジョン取材が目的で、パリ経由でロンドンに入りました。
 いつものようにファッションリサーチをするかたわら、ヴィクトリア&アルバート・ミュージアムで開催中の「ファッション オブ ネイチャー展」を見てきました。
 これは17世紀から現在に至るまでのファッション(服飾)と、自然の関係を探る展覧会です。人間はファッションのあらゆる要素を自然界から得ています。それなのに人間はこのことに気を留めずに、あまりにも無頓着だったようです。ファッション業界もここで立ち止まって、自然界に与える影響やエコロジーについても考えなければならない、そう喚起させられる展示構成でした。

  1階は17世紀から20世紀初頭の服飾エリアになっています。
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  花や動植物から発想したモチーフの何と多いことでしょう。 人間は自然の恩寵を実に豊かに受けてきたのですね。
Img_47251jpg シルクやウール、コットンの歴史衣装をはじめ、今はもうない鯨骨のコルセットや、鳥の羽根の帽子や扇、アイボリーや本物の玉虫を使ったアクセサリーなど珍しいものもたくさん展示されています。

 本展の見どころは2階の展示です。
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 現代のデザイナーたちによる自然環境に配慮したファッションを多数見ることができます。

Img_47481jpg  グリーンの向こうにすっくと立っているのがカルヴァン・クラインがデザインしたドレスです。エマ・ワトソンが2016年のMETギャラで着用したものといいます。

Img_47831  SDGs( 国連の持続可能目標)の5つの「P」を考える展示コーナーもありました。5つの「P」とはPeople 人間、Prosperity 豊かさ、Planet地球、Peace 平和、Partnership パートナーシップです。これらをバランスよく考えてものづくりすることが重要なのですね。

Img_48041  地球環境保護プロジェクトのコーナーです。

Img_47981  ヴィヴィアン・ウエストウッドのクライメイト・レボリューション(地球温暖化革命)からのモデル展示も見られました。

Img_47781 人工蜘蛛糸も登場しています。
 微生物を利用してつくられる注目の新素材です。
 右はステラ・マッカートニーのコレクションからのもの。

 この他、興味深い展示がいっぱい。
 なお、開催は来年の1月27日までです。

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