パリ テックスワールド 来場者減も出展社増 盛会裏に終了
パリでメッセフランクフルト・フランスが主催する「テックスワールド(TW)」見本市に行って来ました。会場はいつもと同じル・ブルジェで、プルミエールヴィジョン・パリより2日早い9月17日からの4日間の開催でした。
総合テーマは「ファッションのためのフェアリーランド (The Fairyland for Fashion )」です。TWとTWデニム、アヴァンテックス、アパレルソーシング、ショール&スカーフの5つの展示会に、今期からもう一つ、新たに皮革及び合皮のレザーワールドが加わっています。
出展社総数は1,850社で、その約半数が中国です。主軸のTWとTWデニムへの出展は約1,100社で、昨年同期比10%増、総床面積も72,000㎡に増床したといいます。
来場者は15,075人と微減しましたが、これは天候や為替などの影響によるものとみられています。フランス以外の国々からの来場は80%超となり、来場国ランキングでは、1位がフランス、2位イギリス、3位スペイン、4位イタリア、5位トルコとなっています。
アジアでは、急速に発展する市場であるインドが17%増、韓国は15%増、レバノンは14%増。中国、香港、パキスタン、インドネシアが、出展社の増加とは裏腹に減少。
アメリカでは、米国が安定した数字を維持、カナダ7%増、アルゼンチン8%増、コロンビア7%増。逆にブラジルは24%減で、経済・政治情勢からくる景気後退を反映して大きく落ち込みました。
上はTWデニムの商談風景です。
ともあれ総じて活況で、盛会裏に終了したと発表されています。
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