パリの老舗百貨店 ボン・マルシェで「ロサンゼルス」再発見
パリの百貨店では左岸にある老舗「ボン・マルシェ」を見て歩くのも私の楽しみです。この時期、9月は毎年何かしら興味深い催事が行われているからです。
今回はカリフォルニアの大都市ロサンゼルスがテーマになっていました。その名も「ロサンゼルス リヴ・ゴーシュ」です。ロサンゼルス(LA)という街が、パリ左岸(リヴ・ゴーシュ)に移転してきたといったイメージで展開されていました。パリっ子にとってはまさに「ロサンゼルス」再発見といったところでしょう。
ファッションもこのところトレンドとして注目されているのがアメリカです。それもウエスタンなど西部開拓時代にスポットが当てられています。ボン・マルシェはそうした流れにも目をつけたのではないでしょうか。
館内は陽光に照らされた明るいピンクやブルーに彩られ、西海岸の明るい陽気なムードにあふれていました。
売場はヘルシーなLAライフスタイルにヒントをとったような品揃えです。アスレジャーやビーチ、ヨガウェア、自然派化粧品から自転車、サーフィン、スケートなどまでディスプレーされていました。
吹き抜けのエスカレーター付近では何とスケボーの実演が始まってびっくり。
LAはボーダーのメッカのようなところと思っていましたが----。それにしてもあんなに高く飛び上がるとは!
プロのスケーターによる演技はもう離れ技の連続でした。
3階に上ると、巨大な幌馬車?を思わせる古めかしいドーム型の売場が現れます。
すべては夕陽のオレンジ色に染め上げられていて、まるで古き良きフロンティア時代にタイムスリップしたかのようです。
ガンマンやインディアンたちも出てきそうな感じでした。
そこにはジーンズやレザージャケットなど、ロックンロールやアウトドア、ヴィンテージテイストが満載です。
レッド・ツェッペリンのTシャツなど、歴史的資料の展示も見られました。
とことん大掛かりなイベントに、圧倒させられたボン・マルシェ。さすが一流百貨店の催しは違います。
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