「ルームス エクスペリエンス37」⑶クリエイションの祭典
「ルームス エクスペリエンス37」は、まさにクリエイションの祭典でした。
ブースでは他に類をみないユニークなファッションを発信しているブランドがたくさんあって、ここではもう書ききれないほど----。その中で写真を撮らせていただいたいくつかのブースをご紹介します。
◇サボカン sabokan
二人のアーティスト、一人はたまきのこ洋装店の環(たまき)さん、もう一人はアトリエ・サボの崎久保 愛さんによるアートなブランドです。
自然をテーマにした幻想的なコスチュームのデザインがお得意だそう。森に潜む妖精のような有機的なモチーフのドレスに魅せられました。
◇フナタビ m.Funatabi
テキスタイルデザイナーの大木もと子さんによるバティック/ろうけつ染めを中心とするブランドです。
手描き墨染や草木染なども手掛けられていて、布はすべて手作業による一点ものだそう。
◇ユイ・マツダ YUI MATSUDA
高知を拠点に活動しているというテキスタイルデザイナーの松田 唯さんが手がけるプランドです。
目が覚めるような鮮やかな色彩が混ざり合い、滲む、美しい反応染めによるボーダープリントが印象的でした。
◇Dr. まあや Dr. MAAYA
何とカラフル!いろいろなものが混ぜこぜになっている驚きのブランドです。
ブランド名がDr.(ドクター)というように、本業は脳外科医,つまり脳外科医兼デザイナーの折居麻綾さんによるファッションブランドです。超LLサイズが多く、モデル役もご自身でこなしています。ショップはあの“おばあちゃんの原宿”巣鴨にあるとか。こういう方もいらっしゃるのかと、楽しくなりました。
◇アタラシ ATARASHI
デザイナーの新 賢さんのブランドです。ピンタックや細いプリーツのディテールを曲線状にあしらったデザインのドレスを見せています。
ブース前面に、今年の第92回装苑賞でコシノジュンコさん選出作品を展示して、人目を引いていました。
◇ザ・スタジオ・ケー THE STUDIO K
韓国人デザイナーのHyeJin Hongさんが手がけるブランドです。
コートは両面リバーシブルで、どこか未完成なタッチが魅力です。非対称のテープをアクセントにしたアイテムにもオリジナリティを感じました。
最後に、今回、何よりもびっくりさせられたのが、「けけの子族」の出現でした。
噂には聞いていましたが、こんなところで出会うとは思ってもいませんでした。
この「現代版竹の子族」たち、ダンスしながら練り歩いて、場内を大いに盛り上げていました。
楽しいイベントが盛りだくさんだった展示会、次回も期待しています。
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