2019春夏ティスリー 「カミシマ チナミ」と「アユミ ミツカネ」
コレクションブランドでは早くも2019年春夏ものが発表されています。北海道のアパレルメーカー「ティスリー」が手がける「カミシマチナミ」と「アユミ ミツカネ」も、渋谷区にあるショールームにて展示会が行われ、久しぶりに行ってきました。
「カミシマ チナミ」は、「KUBA (クバ)」をテーマに新作を見せています。クバとは、現在のコンゴ共和国に存在していたという王国です。この地の部族たちが遺した文化、精妙な幾何学パターンやラフィアの織物、木の実、ビーズ、貝殻などをあしらった仮面などの工芸品は、現代でも美術品として高い評価を受けているといいます。
デザイナーのカミシマ チナミさんは、クバという個性的なモチーフをヒントに、色使いを抑えた大胆な幾何学模様のプリントドレスなどをデザイン。シンプルでエレガント、かつどこか実験的なカットの冴えを感じるコレクションが印象的でした。
「アユミ ミツカネ」も北海道出身のデザイナー、光金鮎美さんによるブランドです。
今シーズンは「さなぎ」がテーマだそう。
一見普通のパンツも、蛹のように一枚の布でくるまれるような裁断法で仕立ててあるといいます。
プリーツやタックなどのディテールやカットのテクニックが目新しい、アート感覚なコレクションです。
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