ミラノウニカ⑿ 持続可能性に特化し高レベルの評価獲得
第27回ミラノウニカ(MU)閉幕後の結果報告リリースによると、今回は持続可能性に特化したことで、高いレベルの評価を得られたといいます。
来場者は約6,000社で、オランダ(20%増)、米国(9%増)、日本(6%増)、中国(5%増)、フランス(3%増)、ドイツ(3%増)と、注目すべき増加を示した一方、イタリア企業の来場数は若干減少。とはいえこのイタリア企業の来場減は、より厳格な招待基準によるものであったと報じられています。
出展社数はこのブログ2018.7.11付けで既にお知らせしたように、MU本体の出展社は2017年の7月展比で4%増えて475社となり、日本や韓国のパビリオンとオリジンを合わせると総数607社です。
昨年7月に早期開催へと舵を切ったMU。一年が経過して、出展社と来場者双方ともに満足感をもって会期を終了した模様です。
また今回、前面に打ち出したサステナビリティ(持続可能性)について、エルコレ・ポッド・ポワーラMU会長は、次のように語っています。
「サステナブルであることは、地球の未来とともに企業の成長の要件ともなっています。産業連鎖のすべてのセグメントで具体的な手順を取ることが求められています。このためにはイノベーションに向けた取り組みを進め、さらなるコラボレーションや投資を促進して、優位性を強化していくことが必要です」と。
出展企業にサステナビリティの重要性を発信し、高く評価されたMU。今後の行方が注視されます。
なお次回は2019年2月5日~7日に開催の予定です。
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