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2018年7月11日 (水)

ミラノウニカ⑴「我々の未来は持続可能か」テーマに開幕

 2019/20年秋冬テキスタイルと服飾付属品の大規模な国際見本市、第27回ミラノウニカ(略してMU)が7月10日~12日、フィエラミラノ・ローで開幕しました。私もこれに合わせて9日にパリを経由してミラノに入りました。 
 出展社の数は、日本と韓国のオッセルヴァトーリオ(パビリオン)や「オリジン・パッション・アンド・ビリーフ」を含めると607社と発表されました。MU本体の出展社は2017年の7月展比で4%増加し475社となったといいます。とくにヨーロッパ諸国からの出展社は昨年に比べ71社から86社に増え、“21%の大幅増”と特筆されています。これは昨年開催を7月に早めたことに、市場が好感度を高めた証と受け止められているようです。

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 初日の10日、恒例のオープニング・セレモニーが行われました。今回はいつもと異なり、MU会長のエルコレ・ポッド・ポワーラ氏の挨拶の後、シンポジウムとなりました。テーマは「我々の未来は持続可能か」です。ジャーナリストのマリア・シルヴィア・サッキ氏がコーディネイターを務め、エルコレ・ポッド・ポワーラ会長、システマ・モーダ・イタリア・サステナビリティ委員会の委員長アンドレア・クレスピ氏、イタリアファッション会議所会頭カルロ・カバーサ氏システマ・モーダ・イタリア会長マリーノ・ヴァーゴ氏が参加し、サステナビリティ(持続可能性)について議論が交わされました。
 エルコレ・ポッド・ポワーラ会長は、「持続可能性という課題は地球の未来を見つめるために、また我々の産業にとっても戦略的な意味をもつものです。私たちは流行を追っているつもりはありません。消費者の選択の中に根を下ろしつつある新しいニーズを前に、私たちはグローバル市場での競争力を高めるための備えを整えているのです」と語っています。続けて「今期トレンドエリアの中のサステナビリティエリアでは、123社から750点を超える製品が展示されました。これは前シーズンの3倍となる数字で、大成功といえるでしょう。出展社がいかに持続可能性に対して真剣に取り組み、強い関心を抱いているかを物語っています」とも。
 「我々の未来は持続可能か」、このテーマを基に具体的な成果をどう引き出していくか、各メーカーの舵取りが迫られるときがいよいよやってきたようです。

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