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2018年7月 9日 (月)

ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界展に見る歴史と技

 今、三菱一号館美術館で開催中の「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展に行って来ました。副題に「1780年パリに始まるエスプリ」とあるように、ショーメはパリのヴァンドーム広場に軒を連ねるジュエラーのなかで、もっとも古い歴史を誇っています。

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 展覧会は5章構成になっています。

 第1章は“歴史の中のショーメ”です。皇帝ナポレオンと皇妃ジョゼフィーヌの肖像画が飾られています。二人はそれぞれショーメのジュエリーを身に着けて描かれています。これでショーメが皇室ご用達として知られるようになったことがわかります。  

Chaumetmitsubishi ここではその技と歴史が、絵画と比較しながら鑑賞できるようになっているのです。背景など理解しやすい展示法がいいなと思いました。

 第2章は“黎明期のミューズ”です。皇妃ジョゼフィーヌと王妃オルタンス、皇妃マリー・ルイーズが身に着けたジュエリーが展示されています。
 右のちらしに掲載されているティアラは、ジョゼフィーヌが豊穣を願って注文したという、麦の穂のティアラです。また王妃オルタンスのオルタンシア(アジサイ)の花のブローチなどもあり、魅了されます。当時は古代風が流行ったこともあり、人気のカメオも出品されています。

 第3章は“戴冠!ティアラの芸術”で、ここが本展のメイン会場となっています。
Img_13251jpg パンジーのティアラ(写真右)や、フクシアのティアラなど、13カラットのダイヤモンドのついたものなど、ズラリと並んだティアラの数々に圧倒させられます。
 ティアラの中には、とり外してネックレスやペンダント、ブレスレットなどにも使うことができるようになっているものもあり、そうした繊細な細工の技術にも驚嘆しました。

 第4章は“旅するショーメ”です。時間旅行や水平線の彼方の新たな世界をテーマにしたジュエリーを目にすることができます。

 第5章は“自然を披露する”で、フロスト仕上げのクリスタルによる蛸の足など、様々な生き物のモチーフが見られて楽しい!

 最後の展示室がジャポニズムです。桜吹雪のプロジェクションマッピングが美しいコーナーになっていて、雷神のブローチなどがディスプレーされています。

 ショーメが未来に向けて創作を続けている様がよくわかりました。
 このゴージャスな展覧会、会期は9月17日までです。

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