ユニーク バイ モードシティ&アンテルフィリエール パリ⑴
この7月初旬、ミラノ出張の際に立ち寄ったパリで、ポルト・ド・ベルサイユにて開催されていた「ユニーク バイ モードシティ&アンテルフィリエール パリ (UNIQUE by Mode City & Interfiliere Paris)」に行ってきました。
「アンテルフィリエール パリ」はインナー素材関連、「ユニーク バイ モードシティ」は、水着とランジェリーとアクティブウェアの国際見本市です。
昨年7月にここを取材したときは、「ユニーク バイ モードシティ」は「モードシティ」という名称でした。「モードシティ」は過去35年間続いたイベントで、一般に水着の見本市と受け取られてきました。ランジェリーが4割を占めているにも関わらず、です。そこで両見本市を主催するユーロベット社は、今回これを「ユニーク バイ モードシティ」に改め、「アンテルフィリエール パリ」と合同し、「ユニーク バイ モードシティ&アンテルフィリエール パリ」と改称して、新規まき直しを図ったのです。
結果報告によると、二つの見本市はともに相乗効果を発揮した模様です。出展社にもバイヤーにも好評で、盛会裏に終了したといいます。
来場者数ついては、フランス以外のバイヤーが全体の76%を占め、ロシア(パリモスクワ特別通貨プログラムのため)、ギリシャ、オーストラリア、スカンジナビア、韓国、コロンビア、ブラジルが増加。日本と英国は安定した数字で、ドイツ、オランダ、イタリア、米国は減少しました。
全体に9%減となりましたが、レベルの高いバイヤーが数多く来場し、ブースでのビジネスはプラスだったと成果をアピールしています。
日本からの出展は、「アンテルフィリエール パリ」に旭化成、セーレン、ユタックス、栄レース、クロダレース、「ユニーク バイ モードシティ」にカドリールの“アンジェリック”、またワコールは米国ワコールが出展していました。 右はセーレンのブースです。
“ビスコマジック”の最新技術が人気のようで、商談客が絶えない様子でした。
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