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2018年6月23日 (土)

映画「ファブリックの女王」 マリメッコ創業者波乱の人生

 マリメッコに関するミニレクチャー&「ファブリックの女王」上映会が、去る5月末に開催されたワールドインテリアウィーク2018で、東京デザインハブにて行われました。
 マリメッコといえば、フィンランドを代表するファッションブランドです。このブログ2017.1.5付けでも展覧会の記事を掲載しています。映画「ファブリックの女王」も話題となりました。このブームは北欧人気も相まって現在も続いているようです。今年2月末まで竹中工務店東京本店にあるギャラリーエークワッドでは「マリメッコの暮らしぶり」展も開催されていました。
Img_07671  上映会では、このギャラリーの副館長 主任学芸員の岡部三知代さんによる、マリメッコ創業者のアルミ・ラティアやそのスピリットに関するミニレクチャーがありました。

 映画は期待していた通りの伝記的なドラマでしたが、アルミの苦悩ぶりが半端でなく暗くて重かった! 予告編にはなかった、見ていてつらくなるような場面が多かったです。それもそのはず、創業した頃は戦後間もない時代で、国土は荒廃し、生活は困窮を極めていたのです。そうした状況をデザインの力で変えようとしたアルミです。女一人で起業して生きていこうとすれば、強くたくましく、ときに破天荒にもならざるを得なかったのでしょう。鮮烈な彩りのファブリックの世界とはあまりにもかけ離れた波乱の人生模様に、すっかり気圧されました。

 とはいえフィンランドは2017年世界男女格差ランキングで第3位です。これも彼女のような女性パワーあってのことと思われます。ちなみに日本は114位と底辺に沈んでいます。また今年3月に国連が発表した世界幸福度ランキングでは、フィンランドは何と堂々の1位になりました。幸せと思っていた日本ですが、ランクを落として54位です。
 この差は何なのでしょう。背景に、のびのびと自由な環境があるかないか、そうした精神性によるのかもしれないと今思っています。フィンランドには、日々の暮らしに喜びを振りまいてくれるマリメッコのようなスピリットが、きっと息づいているのですね。
 映画を鑑賞して、その力強いユニークな「色と柄」、時代を感じさせない「タイムレス」なスタイルが何故生まれたのか、改めて考えさせられました。

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