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2018年6月24日 (日)

「オフィスのトレンドとワークデザイン」働き方につれ変化

 先般開催されたワールドインテリアウィーク2018のイベントの一つ、東京デザインハブにて行われたセミナー「インテリアの可能性を巡って」で、「オフィスのトレンドとワークデザイン」と題したプレゼンテーションが行われました。Img_07861jpg 講師はオフィス事情に詳しい三井デザインテックの大川貴史氏です。変わるワーカーのスタイルやオフィスの環境に、デザインはどう応えていくのでしょう? この興味深いテーマを簡単にまとめてみました。

 まず語られたのが、オフィスのデザインの変遷です。ご指摘のように、私が入社した頃は、部署別にデスクが並び窓際に部長席があるといったレイアウトが普通でした。80年代にニューヨークのオフィスへ行ったとき、驚いたのはワーカーのスペースがひとり一人、パーティションで仕切られていたこと。個性を重んじる国は違う、と思いました。ところが今はもうそのような仕切りなどなくて、決まったデスクもない、フリーアドレスというカタチのオフィスが増えているそうです。その方が、仕事や気分に合わせて自由に動けて効率がよいとか。日本もそうなってきているようです。働き方につれてオフィスの姿は変化しているのですね。

 次に海外のオフィスデザイン最前線のレポートを紹介。米国ポートランドのAirbnbのオフィスはまるで邸宅のよう。サロンのような空間に広いカフェテリアがあって、ペットを連れてきてもよいのだそうです。オランダやデンマークのコペンハーゲン、オーストラリアのシドニーなど様々な先進的な事例を映像で見せていただき、感心しました。自席は用意されていても、どこでも仕事ができる環境になっていて、昇降式のデスクが備えられ席が自由に選べたり、吹き抜けのモールのような空間から自然光が射し込んでいたり----、もう至れり尽くせりです。

 この動き、日本ではどうでしょう。最近は働き方改革もあって、ユニクロをはじめこうした快適な空間をつくることを投資と考える企業が多くなってきているといいます。しかしまだまだこれからのようです。
 ワークプレイスをクリエイティブな場へ進化させていく、そのためには従来のような個人作業中心ではなく、個人作業に加えて多様なメンバーとコラボレーションできるチームで活動する場にしていくことが求められるといいます。

 最後に、その8つのポイントを挙げて締めくくられました。
①オープンオフィス ― ヒエラルキーなしに立体的にオフィスがつながる空間。
②コラボレーション ― カフェテリアなど対人コミュニケーションのとれる空間。
③フォーカス ― 集中できる空間をバランスよく配置すること。
④フレキシビリティ ― 目的を限定しないで多目的に使えるスペース。
⑤ウエル・ビーイング ― ワーカーの心と身体に配慮。自然光やグリーンなど。
⑥パーソナライゼーション ― ワーカー個人の尊重。
⑦コーポレイト・アイデンティティ ― 企業文化の発信。
⑧ソーシャライゼーション ― 社会とのつながり。

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