カプセルホテル「ナインアワーズ赤坂」内覧会
カプセルホテル「ナインアワーズ赤坂」の内覧会が、オープン前日の5月9日に行われました。カプセルホテルとは、仮眠するだけの「ウサギ小屋」のようなホテルとばかり思っていた私です。でもこれを建築・設計された建築家の平田晃久氏にご案内していただき、イメージが完全に覆りました。
人一人が横になれる丸いフォルムのシンプルなカプセルは、明るくて清潔感があります。テレビはありませんけれど、必要な機能はほとんど揃っているのですね。
男女は入口からエレベーター、むろん洗面設備など、きっちりと分かれていますので、女性も安心です。
カプセルというと暗くて閉鎖的と思われがちですが---。ここは意外にも開放的なつくりになっていて、自然光が射し込んだり、緑を感じとることができたりもします。
中でも平田氏のお気に入りは、上の写真の空間だそう。赤坂という街の中でキャンプしているような感覚が味わえるとか、いいます。
ホテル名の「ナインアワーズ」は「9時間」のこと。つまりチェックインしてから「汗を洗い流す」ことに1時間、「眠る」ことに7時間、そして朝目覚めてからチェックアウトするまでの「身支度」に1時間の計9時間というわけです。一泊4,900円だそう。
またここにはハンドドリップ専門のコーヒースタンド「GLITCH COFFEE BREWD」も出ています。寝るだけではなくて、美味しいコーヒーを味わいながら、人との交流を楽しむこともできるようになっているのですね。
都心の便利なホテルもステキに進化している、と思いながら後にしたことでした。
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