« 18/19秋冬AFWTパーミニット もう一つの「青春」を表現 | トップページ | 18/19秋冬AFWTアクオド バイ チャヌ クラシックを刷新 »

2018年4月16日 (月)

「蓮沼執太: ~ ing」 音を使った体感型アート展

 先日、東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催されている企画展「蓮沼執太: ~ ing」の内覧会に行ってきました。
 蓮沼執太さんといっても私には初耳でした。国内外で活躍する音楽家で、身の回りの音を使って作曲したり、アート作品をつくったりしているアーティストです。
 メイン会場に入ると、そこには金管楽器の残骸が敷き詰められていました。これは「Thing~Being」というインスタレーションです。この上を歩けば誰でも否応なく音が鳴ります。これも作品の一つとは! そう、本展は音を使った体感型アート展なのです。

Img_95681
Img_95871
 現れた蓮沼さんもこの作品の上に立って、概容を解説してくれました。
 まずタイトルですが、「~ ing」は「カライング」と発音するそうです。「~」の後、スペースを空けているのは、自分と他人、モノと自分、聴覚と視覚、美術と音楽などといった関係性を表現しているとか。 現在進行形の「ing」に、ここではそれ以上の意味を持たせたかったといいます。
 Img_95741これら楽器の廃材は、すべて浜松のヤマハ工場から出たものだそう。音楽を生み出す楽器を破壊する工程を見て、この作品を思いついたとか。壁面には四方にミラーシートを貼り、そこにいる人の姿をぼんやりと映し出しています。また床面には資生堂の別のビルの風景を映した映像がプロジェクション・マッピング(これはちょっとわかりにくい)されていて、雑踏の音が聞こえてくるようです。いずれも自分と他者との関係性を表しているといいます。

Img_95901  もう一つ、興味深かったのが、「Tree with Background Music」という作品です。
 スピーカーから時折大きな音を出すと、植物のアレカヤシの葉がザワザワ揺れます。
 まさに音声を可視化した象徴的アートです。

Img_95931  さらに「We are Cardboard Boxes」は、単なる積まれた段ボール箱と思いきや、そうではありません。この箱からは蓮沼さんが段ボールを使って演奏した音楽が流れてくるのです。荷物のような段ボール箱から音楽が聞こえてくる、その意外性が楽しい!

 この他、音を拾うフィールドワークのビデオなど、百聞は一見に如かず、です。
 開催は6月4日まで、銀座に行かれたら立ち寄ってみてはいかがでしょう。

|

« 18/19秋冬AFWTパーミニット もう一つの「青春」を表現 | トップページ | 18/19秋冬AFWTアクオド バイ チャヌ クラシックを刷新 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/588192/66617891

この記事へのトラックバック一覧です: 「蓮沼執太: ~ ing」 音を使った体感型アート展:

« 18/19秋冬AFWTパーミニット もう一つの「青春」を表現 | トップページ | 18/19秋冬AFWTアクオド バイ チャヌ クラシックを刷新 »