« PVパリ⑻ 希少なノウハウ「メゾン・デクセプション」 | トップページ | PVパリ⑽ 日本製ニットテキスタイルが好調 »

2018年3月 3日 (土)

PVパリ⑼ アッパー・ジーンズウェアの日本製デニム

 デニム市場は今や、様々なニーズを持つ新しいプレイヤーへと枠を広げています。メインターゲットとされるジーンズカジュアルだけではありません。ラグジュアリーブランドからファッションブランド、WEBサイトまでマーケットが拡大し、大きな関心が寄せられているのです。

 トレンドも多岐にわたっています。とくに注目されるのは :
①しなやかでソフトなタッチ。キュプロやビスコース混、またダイアゴナルやバスケット織など微細な組織にウオッシュ加工してやわらかさを演出したもの。
②植物繊維の表情豊かなデニム。麻タイプの細いスラブ糸などで表情をつけたもの。
③爽やかな清潔感のある洗い加工。
④シンプルなストライプ。

 こうした中、日本製デニムは“高品質”と別格の評価を与えられています。PVパリのジーンズエリア「アッパー・ジーンズウェア」には、日本企業5社、内1社が新規出展し、いずれも欧米のトップメゾンのバイヤーたちでにぎわっていました。

クラボウ (Kurabo)
 今回PVパリに初出展しました。とはいえPVデニムの見本市には継続参加していて感触 をつかんだ上での出展です。
Img_73931 “クラボウデニム プライムブルー” の中核を担う、色落ちしにくい“アクアティック”(このブログ2017.6.12付け参照)を訴求する一方、日本の歌舞伎に見られる江戸小紋柄、YAGASURI(矢絣)やICHIMATSU(市松)、KIKKO(亀甲)などを採り入れたデニムをアピールしていたのが印象的でした。
 「和」の打ち出しはデニムにも、及んでいます。

ショーワ (Showa)
Img_73811 常に新商品開発に挑んでいるショーワ。今期はナイロン100%デニムを発表していました。 その驚きのストレッチ性が評価されているようです。
 また反応染めやセルビッチ・デニムが好評とか。
Img_74721  とくに目を惹いたのが、左写真の和紙使いのデニムです。
 おぼろな白い部分が和紙です。
 そのやわらかな温かみのある優しい雰囲気が上手く活かされていると思いました。

日本綿布 (Nihonmenpu)
 目新しいのは、先シーズンに続くジャカードデニムです。
Img_73971 今シーズンは江戸時代の古着の着物をヒントにした、幅150cmでリピート50cmの巨大な柄を展示。
 右は、ブースの壁面を飾っていたパッチワーク柄のデニムです。

クロキ (Kuroki)
 PVパリとPVデニムに毎回出展し続けていて、比較するとPVパリの方が好調といいます。Img_73831_2とはいえ継続は力です。次回PVデニムの会場はバンセンヌの森の近くに変わるそうですが、また参加するとのこと。
 人気はセルビッチ。また提案しているデニムのほぼ7割はストレッチだそうです。

東レインターナショナル (Toray International)
 ポリエステルやナイロンに綿混などを提案。ストレッチデニムは90%とか。
Img_74021

|

« PVパリ⑻ 希少なノウハウ「メゾン・デクセプション」 | トップページ | PVパリ⑽ 日本製ニットテキスタイルが好調 »

テキスタイル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/588192/66455358

この記事へのトラックバック一覧です: PVパリ⑼ アッパー・ジーンズウェアの日本製デニム:

« PVパリ⑻ 希少なノウハウ「メゾン・デクセプション」 | トップページ | PVパリ⑽ 日本製ニットテキスタイルが好調 »