「ルームス エクスペリエンス」一般も楽しめる体験型強化
先月21~23日、東京・五反田のTOCビルにて行われたファッションとデザインの合同展「ルームス エクスペリエンス(rooms experience)36」に行ってきました。
今回は、これまでの「ルームス」から「ルームス エクスペリエンス」に改称して2度目の開催です。作品展示や販売、ファミリー写真展など、一般の方が楽しめる体験型メディアとしてのカタチがより強化された印象です。テーマは「人間」で、効率とほぼ対極にある人の手による心温まるクリエイションが数多く見られました。
インキュベーションエリアでは、白いデザインシャツを並べた「KEYCO (ケイコ)」に目が留まりました。
「KEYCO (ケイコ)」は、デビューしたばかりの新ブランドで、手掛けるのはデザイナーの福川登紀子さん。襟は台襟にして、別の飾り襟を付けて着こなすデザインになっています。白シャツは汚れやすく、付け襟は理に適っていますね。またこれなら何度も洗って長く着ることができます。
素材はすべて静岡県遠州産地の薄くて軽い綿織物です。サラッとした心地良い肌触りの爽やかなコレクション、今後の成長を期待しています。
カオスエリアでは、ヴィンテージ古着のリメイクを中心としたブランドが多数揃っていました。その一つが、「LOWRUNDER (ローランダー)」です。
コンセプトは「時代を再構築する服」で、私もよく知る台東デザイナーズビレッジ発のファッションブランドだそう。
今秋冬のテーマは「CROSSROAD (十字路)」で、布と布の取り合わせが美しい!
そのバランス感覚のよさに感動しました。
ファッションブランドエリアでは、様々なブランドが軒を連ねています。その一つ「モヒカンポシェット mohikanpochette」をご紹介します。
ブランドを手がけるのはデザイナーの櫻井 貴容子さん。フリルやレースを多用したロマンティックなディテール、どこか懐かしい手づくり感覚にも魅せられました。
デニム&カジュアルエリアでは、中央のキモノドレスの展示が目立っていました。
これはカイハラ協賛「デニムの耳」リサイクル企画によるものです。廃棄されたデニムの耳がキモノにもデザインされるとは! ちょっとびっくりしました。
| 固定リンク
「ファッション・アクセサリ」カテゴリの記事
- ピエール・カルダン氏逝去 ファッションの未来創った先駆者(2021.01.11)
- JAFICビジネスマッチング 企業とクリエーター商談会開催(2020.12.29)
- ファッションワールド東京 昔懐かしい「ガラ紡」に出会う(2020.12.17)
- 篠原ともえ サステナビリティが広げるクリエイションの可能性(2020.12.15)
- プラグイン10月展 バーチャルリアリティシステム初導入(2020.12.02)
コメント