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2018年3月19日 (月)

パリのアライア「私はクチュリエ」展で見た至上の美

 先月初旬に訪れたパリで、昨年11月18日に逝去したアズディン・アライアの回顧展「私はクチュリエ」展を見る機会がありました。
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 アライアと言えば、1980年代に一世を風靡したボディ・コンシャスの元祖です。女性の身体の持つ曲線美を純粋に追求し続けたクチュリエでした。彼はデザイナーとかクリエイターと言われるのは好まず、「私はクチュリエ」と断言されていたそうです。この言葉がそのまま本展のタイトルになったのですね。

 アライアは彫刻を学んだ後、クチュールの仕事に身を投じ、Img_72151_2パターンから縫製まですべて自らこなしたといいます。 ドレスはそんな彼のまさに「布の彫刻」! キュレーションを担当したオリヴィエ・サイヤール氏による透明マネキンが使用されていることもあるのでしょう。立体的に浮かび上がるシンプルでピュアなシルエットには、生身の女性の気配を感じる一方、どこか神聖な至上の美といった感覚を覚えます。

 右は、1990年夏の作品。

 ボディ・コンシャスと称えられたドレスが並びます。Img_72291_2

 色は白と黒が中心で、赤が一点目に付く程度。下の写真右の赤いドレスは、1996年夏のオートクチュール作品で、2013年グラミー賞のセレモニーでリアーナが着用したものだそう。
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 会場はアライア・ギャラリーです。パリのマレ地区にあるアライアの店舗兼アトリエで自宅でもあったところといいます。19世紀後半の鉄とガラスでできた建造物は、アライアの静謐なドレスに不思議と似合っていました。

 展覧会は6月10日まで。パリへ行かれたら立ち寄ってみてはいかがでしょう。

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