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2018年2月19日 (月)

ミラノ・トリエンナーレで「リック・オウエンス回顧展 」

 ミラノウニカの取材で訪れたミラノで、ミラノ・トリエンナーレにて開催されている「リック・オウエンス回顧展 」を訪れました。
 リック・オウエンス(Rick Owens)は、フランスのファッションブランド「リック・オウエンス」を手がけるファッションデザイナーです。その既成概念を打破する創造力が注目され、世界中で人気を集めています。日本でも東京・青山にブティックをオープンしています。

 本展のテーマは、「SUBHUMAN INHUMAN SUPERHUMAN」。その意味は「人間以下 非人間的 超人的」です。

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 入場するとまず、大迫力で迫って来るのが、巨大な黒雲のような彫刻のインスタレーションです。ここには彼の抜け落ちた髪の毛も入っているといいます。
 そのスモーキーな空間の中に、過去20年間にわたる革新的で力強いリック・オウエンスのコレクションが佇んでいます。いずれもパンクでアンダーグラウンドな感覚の作品群です。
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Img_65931jpg 左右非対称も多く、影のようなくすんだミニマルな色調が主調です。
 マダム・グレとマドレーヌ・ヴィオネを敬愛しているという、この人らしいドレープの扱いも美しく拝見しました。

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 上は2016年春夏コレクションからのものです。
 このときのショーをビデオで見ると実に奇妙です。二人のモデルがおんぶにだっこして一体化した姿で登場し、モデルは背負われたり、逆さまになったりして、足をばたつかせながら、歩くモデルに張り付いています。このあられもないパフォーマンスは、人間が四肢動物であるという当たり前の概念からの逸脱を表現したものであるとか。当時大きな話題を呼んだことが思い出されます。

 最奥は広いビデオコーナーで、ランウェイのビデオが常時上映されています。巨大なスクリーンに映し出される映像は、臨場感があって堪能しました。

 この回顧展は3月25日までの開催です。ミラノに行く機会がありましたら、立ち寄られてみてはいかがでしょう。

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