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2018年1月27日 (土)

映画ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男

 このほど公開されたドキュメンタリー映画「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」を見てきました。 ライナー・ホルツェマー監督がドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)に1年間密着してつくりあげたという2016年制作の作品です。

Photo_2 ドリス・ヴァン・ノッテンは、パリコレで繊細な美的感覚で知られるベルギー出身のクリエイターです。2014年にパリ装飾美術館で大回顧展(このブログ2014.9.28付け参照)が開催されて、その百花繚乱ぶりに圧倒されたことが思い出されました。

 映画の冒頭、「ファッションは嫌い。半年も持たずに消えてしまうものは好きではない」の言葉が何とも印象的でした。トレンドに左右されない、時代を超えて長く着られるものをつくり続けていく、との姿勢に好感しました。
 ラグジュアリーブランドとしては数少ない独立派で、広告は一切しない、自由にクリエーションするためにスポンサーも要らない。またアクセサリーや小物ではなく服のデザインそのもので勝負している稀有なブランドでもあります。
 それなのに常に第一線で創作活動を続けて25年にもなるのです。大切なのはやはりよきパートナーやたくさんのスタッフたちの存在なのですね。彼らに囲まれて、生き生きと楽しそうに仕事しているシーンが何度も映し出されていました。

 めったにカメラの入らない、ドリスのアントワープの邸宅、それに花々に囲まれた庭園も紹介されて、あまりの美しさにうっとり!です。ガーデニングもお好きのようです。
 ファブリックは自らデザインして世界中に特注し、インドには刺繍工房も持っています。まさにタイトル通り、「ファブリックと花を愛する男」ですね。
 でも普段のドリスは、意外にもストイックと思いました。華やかなショーの舞台裏やアトリエでは、何の変哲もない白いシャツやセーター姿で、まじめそのものといった雰囲気です。あのスティーブ・ジョブズを連想したりしました。

 なかなか目にできない才能あるクリエイターの生き様を伝える力作でした。

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