« パリで「あの服」展 神田恵介と森永邦彦の新プロジェクト | トップページ | JAPANTEX 2017 ⑴ デジタルプリント展で若手を支援  »

2018年1月11日 (木)

パリで「アーヴィング・ペン回顧展」 奥深さに感動

 パリのグラン・パレで今月27日まで、「アーヴィング・ペン回顧展」が開催されています。昨年ニューヨークのメトロポリタン美術館で、その生誕100年記念展として行われた展覧会で、昨秋パリにやって来ました。私はそのときに見たのですが、現在はかなり長い行列ができているようです。
Img_26411 アーヴィング・ペンといえば20世紀最大の写真家の一人です。三宅一生のモード写真でも有名ですね。ファッション関係者なら、誰もがペンの写真を見たことがあると思うのではないでしょうか。

 会場入口のペンのプロフィールを見て、中に入ると、そこにはモノトーン写真がずらり。
 まずはその静謐な奥深さに感動させられます。色がない方が形を浮かび上がらせる効果があるようです。

Img_26461jpg
Img_26591jpg  ヴォーグ誌のカバー写真は、まさに珠玉といってもいい存在感を放っていました。
 クリスチャン・ディオールを始めとする、見慣れたファッション写真を次々に目にし、どこか郷愁のようなものを感じながら鑑賞しました。

 右は、ロシャスのマーメイドドレスを装うリサ・フォンサグリーヴス・ペン。
 何度も登場する美人で、スウェーデン出身の元祖スーパーモデル、ペンの妻となった女性です。

Img_26791jpg
 Img_26731jpg次に業界を代表するセレブたちのポートレート写真コーナーがあります。
 オードリー・ヘップバーンやイヴ・サンローラン、ピカソなど、おなじみの顔ぶれがそろっています。

Img_26651  また名も知れない労働者たちを写したものも多く、不思議な親近感を覚えたりしました。

 二階は、ペンの幅広い活動がわかる展示構成になっていました。
Img_26991
 奇妙な花(右はケシの花)やヌードから、アフリカやニューギニアあたりの未開部族を題材にしたものなど様々です。

Img_26971  中でも面白いと思ったのが、タバコの吸い殻の写真です。
 このようなものも、ペンの手にかかれば立派なアートになるのですね。

Img_26831pg  上は、奥に見えるのが、道端でタバコの吸い殻を探すペンの姿を写した写真。その手前に愛用の一眼レフが展示されていました。

 この他、たくさんあり過ぎて語り尽くせません。

Img_27301
 モードに限らず世相を幅広い視点でとらえたアーヴィング・ペン、その人物像を改めて見つめ直した展覧会でした。

|

« パリで「あの服」展 神田恵介と森永邦彦の新プロジェクト | トップページ | JAPANTEX 2017 ⑴ デジタルプリント展で若手を支援  »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/588192/66258726

この記事へのトラックバック一覧です: パリで「アーヴィング・ペン回顧展」 奥深さに感動:

« パリで「あの服」展 神田恵介と森永邦彦の新プロジェクト | トップページ | JAPANTEX 2017 ⑴ デジタルプリント展で若手を支援  »