JAPANTEX 2017 ⑴ デジタルプリント展で若手を支援
テキスタイルプリントデザインに今、革命的な変化が起こっています。それは製版の必要がないデジタルプリントの導入です。
中でも画期的な大変革の只中にあるのがインテリア業界です。世界ではデジタルプリント壁紙が大きくシェアを伸ばしています。日本もこの流れに逆らうことはできません。
昨年11月15日~17日、東京ビッグサイトで開かれた日本最大級の国際インテリア見本市 JAPANTEXでは、デジタルプリントエリアにおいて「デジタルプリント展」が開催されました。これは日本テキスタイルデザイン協会(TDA)とのコラボ企画によるもので、テーマは「時代のフィーリングを求めて・・・」です。
デジタル新時代に向けて、テキスタイルデザイン界も若返りを図っている様子です。TDAによると本展の趣旨はまさにそこにあるそうで、若手デザイナーに発表の場を設けることで、活動を支援し、育成していくといいます。
出展したのは、TDA選出による次世代フリーランステキスタイルデザイナー22名。平均年齢は32歳だそう。
コットン生地とシアー生地各2枚ずつ(150幅×4メートル)、全44枚のテキスタイル作品が展示され、いずれも迫力のあるデザインで、なかなか壮観でした。
なおコットン生地をプリントしたのは、ミマキエンジニアリング、シアー生地はエプソンと極東産機+HPで、このような有力インクジェットプリントメーカーとの連携も話題を集めました。
世界に向けて日本の優れたプリントデザインを発信、発展させていく、このような取り組みが、少しずつ成果を上げつつあるように思います。こうしたプロジェクト、次回も期待しています。
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