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2018年1月

2018年1月20日 (土)

「歌と物語のディナーコンサート」NYの空気感感じて

 NY(ニューヨーク)在住の作家、伊藤 操さんの電子短編集「NY失恋MAP」発売記念イベントが、この11日、中華薬膳アイニンファンファンで行われました。
Img_54721   伊藤 操さんはファッションの視点で多くの記事を執筆されている著名な方です。このたび何と恋愛小説、それも失恋という心に残る傷跡をテーマにした小説を出版されたとのことで、すばらしいと思うと同時にびっくりしました。先月偶然お目にかかる機会があって、お声がけいただき、参加しました。

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  タイトルは「歌と物語のディナーコンサート」です。NYを舞台にしたビジュアルが流れるなか、美味しいお食事を楽しんだ後、コンサートとなりました。作曲家の北村ゆいさんのCD発売もあり、コンサートでは北村ゆいさん作詞作曲の日本歌曲や、伊藤さん作詞で北村さん作曲のミュージックが、ソプラノの西口彰子さんの美しい歌声で披露されました。ピアノ演奏は清水せりなさんで、ご出演の皆様はいずれもNYつながりのお友達のよう。すてきな関係ですね。
 久々にNYの空気感を感じたひとときでした。

 あとで小説を読ませていただき、NYの街の風景を思い出していました。ああNY! また行ってみたくなりました。

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2018年1月19日 (金)

ジャパンシルバーEXPO 高齢社会に不可欠な防炎製品

 平成27年版消防白書によると、火災による死者は、65歳以上の高齢者が68.5%を占め、とくに81歳以上では31.5%にも上ります。冬は、建物(住宅)火災が多い季節で、暖房器具の使用や、火を長時間使う料理が増えることなどが原因のようです。
 高齢者にとって燃えにくい製品は必要不可欠ではないでしょうか。

 そう思っていたところ、昨年11月20日~22日、東京ビッグサイトで開催された第1回ジャパンシルバーEXPO展で、防炎・難燃製品に特化したブランドがあることに気づきました。
Cimg07941pg  
 難燃の衣料用素材というと、以前からダイワボウが手がける綿のプロバン加工が有名です。私もこの素材のエプロンを使っているのですが---、でもこれはそれではなくて、難燃性に優れたアクリル繊維プロテックスと綿を混紡した素材でした。
Cimg07961 取り扱っているのはT・Sトレーディングです。様々なメーカーと協力して燃えにくい製品を生産しているといいます。ブースでは難燃紡績糸を使用した製品ブランド「moenain(モエナイン・アパレル)」と「moenca(モエンカ・寝装雑貨)」を大きく紹介していました。
 エプロン、パジャマ、ガウン、Tシャツやスエットなどから、シーツなどのベッド用品、布団や枕、毛布、リビング用品の座布団やクッション、炬燵布団、防災ポンチョ、帽子など、多様なアイテムを展開しています。

 防炎加工は消防士などのユニフォームになくてはならないものですが、普段の暮らしの中にも「もしも」の危険は潜んでいます。同社では、これらの製品が老人保健施設や高齢者住宅などで、一般的に使用される状態を目指しているといいます。裏を返せば、そうした施設であっても、普及はまだほんの一部で、これからだということなのですね。

 いざというときの安心・安全のために、我が家も防炎製品を揃えておかねば、と思ったことでした。

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2018年1月18日 (木)

インテリアライフスタイルリビング⑶ クロスオーバーとは

 先般のIFFTインテリアライフスタイルリビングの特別企画で、「新たなデザインの潮流/ 国際ホテルコンペSLEEPとクロスオーバーデザイン」と題したセミナーが行われました。クロスオーバーとは異質なものを融合することです。ファッションデザインでは以前からこのトレンドが続いています。インテリアデザインではどういうものを指していうのでしょう。興味を惹かれました。
Cimg09021_2  登壇したのは三井デザインテックのデザインマネジメント部部長 見月 伸一 氏です。ホテルデザインと新たな価値を生む空間デザインの潮流「クロスオーバーデザイン」について次のように語られました。

 まずホテルデザインの話題からです。三井デザインテックは、2016年11月にロンドンで開催されたホテルデザインのイベント「SLEEP」展のコンペに参加したそうです。講演は、このコンペで審査員特別賞を受賞したことからスタートしました。
 「SLEEP」展は日本ではあまり知られていません。しかし欧州ではかなり有名なイベントで、錚々たるラグジュアリーなホテルチェーンの経営者やデザイナーたちが集まるといいます。  
 ここではホテルの客室デザインに関するコンペが毎年開かれていて、多数の応募作品の中から5組を選出。同社はこの年初めて、その内の一つに選ばれたそうです。審査の結果、2位となり、同時に審査員特別賞も受賞したといいます。

1  写真左は、その客室です。
 伝統的価値観を重んじる人々、とくに欧州貴族のようなエスタブリッシュメントな地位にある人は、旅に何を求めているのか。それを大前提に、静寂でスピリチュアルな空間を追求したものだそう。無駄を徹底的に省き、静けさの漂う別世界をイメージし、「和」の精神を採り入れた作品に仕上げたといいます。

 ちなみに優勝したのは、ゲンスラー社のデジタル・アヴァンギャルドな客室でした。

 見月氏はこのコンペで、「和」への共感を強く感じ、ラグジュアリー空間への考え方が変化していることに気づいたといいます。いわゆる西洋的ラグジュアリーに懐疑が生まれているのではないか、というのです。いかにも金のかかったリッチな感覚は終焉を迎え、ラグジュアリーは精神的なものへ向かっている、と感想を述べられていたのが印象的でした。

 次に「クロスオーバーデザイン」です。昨今のインターネットの普及で空間を取り巻く環境が激変するなか、新たな価値を生む空間デザインの潮流は、コトとコトのクロスオーバーだといいます。それは既に始まっていて、たとえば一つには、あらゆる空間がオフィスになること。カフェや車内も仕事場になりつつあります。二つ目はシェアリングサービスの進展で、エアビーアンドビーのように個人の住宅もホテルになってくる。三つ目はEコマースの台頭で、店舗は物販から体験のための空間になる、というように。これまでの空間の役割は変容し、シームレスになるといいます。「ホテル×キャンプ場」のグランピングや、「カフェ×献血室」で若者に心地よく社会貢献してもらえる場づくり、「移動時間×アート」では新幹線で移動しながら現代アートを楽しむ「現美新幹線」の登場など。
 また時代を超越したコトとコトの結びつきも「クロスオーバーデザイン」の重要要素といいます。これは一昔前にあった生活体験が今の感性やニーズに適応する形で蘇っている現象で、たとえばアナログ盤が再評価されたり、ポラロイドカメラが戻ってきたり。そしてこうした動きをけん引しているのは、ミレニアル世代の存在と指摘します。彼らはアナログ的情緒のある体験を求めているといいます。
 階段というと、つい避けてしまいがちですが、新しいオフィス空間では、たとえば“イケア”の階段会議場のように、階段は交流の場になっているそうです。階段は移動手段であると同時に、健康志向のためのものであり、またコミュニュケ―ションの場でもあるのです。さらにかつてのアナログ要素のポテンシャルが再注目されている例として、古き良き最高級旅館のおもてなしが関心の的となっている“星のや東京”、散髪にカルチャーを持ち込んだ床屋さん、職人の靴磨き店----なども。
 モノよりもコトの時代といわれる今、人々の共感を得るのはアナログ的プロセスのヒューマンな体験価値であるようです。コトや時代を思い、要素をクロスオーバーさせる新潮流、これまでのヒューマンな体験が新しい価値を生み出す空間体験の時代が来ていると語って締めくくられました。なるほど、と思うセミナーでした。

 

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2018年1月17日 (水)

インテリアライフスタイルリビング⑵ 注目の繊維製品

 IFFTインテリアライフスタイルリビングでは、いつも繊維製品を中心に見ています。今回、注目したブランドをいくつかご紹介します。

大東寝具工業
 「京ねむり くらり」を合言葉に、京和晒綿紗を使った寝具・寝装品やインテリアを展示し、京都らしい「和」の空間を演出していました。
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 京和晒綿紗は、綿素材そのもののよさを活かし、不要なものはいっさい加えていないといいます。上質な眠りを誘うピュアな肌触り、心地よいガーゼのパジャマ、タオルなどを提案。

Cimg08161jpg  右は「tetra」ブランドで展開している同社のソファです。
  座ると自然に背もたれが立ち上がり、深く腰掛けてゆったり身を任せられようにつくられています。中に入っているビーズ素材が姿勢を変えるたびに、体にフィットします。
  素材は8号帆布やデニムなど。

orit. オリット
 兵庫県西脇産地で播州織の老舗企業、阿江ハンカチーフが発信する新服飾雑貨ブランドです。
 「なんか、すごい!」と驚く布を展示していました。
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 旧式の力織機を使用し、通常の何倍もの手間と時間をかけて風合いや肌触りにこだわって織ったそう。
 斜めに引っ張ると立体的に見えてきます。ハサミで自由にカットしてストールにしたり、ハンカチにしたり、ひとマス、ふたマス、みマスと好みの長さまで糸を抜いてフリンジにしたり----と、使い勝手自由、ちょっとおもしろい綿織物でした。

ロイヤル・フェニックス ROYAL-PHOENIX of the seas
 今治タオルの老舗、楠橋紋織による新ブランドです。
Cimg08071jpg  
 今治は造船が重要な産業であったとか。そこで豪華客船をイメージし、極上の高級感のあるタオルをつくったといいます。ベーシックな「キャビンタオル」のヘムにはアンカーロープ、「スパタオル」のヘムにはフラワーエッセンスに使われる花の色が採り入れられています。

ユカシナ Yukashina
 天然素材による手仕事の香りが漂うブランドです。
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 手紡ぎ糸・手織り・手染めの草木染めによるストールを中心に、かわいい壁掛けなども展示。作り手は主に福祉施設に通う障がいのある人たちといいます。

 

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2018年1月16日 (火)

インテリアライフスタイルリビング⑴ 「ハイム」のトレンド

 昨年11月20日~22日、東京ビッグサイトで開催されたIFFTインテリアライフスタイルリビングでの話題を遅ればせながらお伝えします。
 
 リリースによると、今回は14カ国・地域から過去最大の450社(国内:370社 海外:80社)が出展し、同じく過去最高の20,217名の来場者があったといいます。
 確かに会場は盛り上がり、大盛況の様子でした。
Cimg08991  上の写真はアトリウムです。「ローカルの再発見」をテーマに11のゾーンで構成されていました。

 初日の記者発表会では、全体像とともにドイツのインテリアテキスタイルの国際見本市「ハイムテキスタイル Heimtextil」(実はもう今月8日~11日に開催されているのです。) と、国際消費財見本市「アンビエンテ Ambiente」の2018/2019トレンドも発表されました。この二つの見本市はIFFTインテリアライフスタイルリビングの母体となっているのです。
 ここでは「ハイム」の方をご紹介します。プレゼンターは同見本市のトレンドセッターを務めるDAN PROJECT主宰 南村 弾氏です。その気になるポイントを下記に簡単にまとめてみました。 
 
 基調となるテーマは、「The future is urban (未来は都市化)」でした。
 リーマンショックから10年、都市化が進み、今や世界人口の半数が都市で生活しています。この現状を受けて、今後どのような空間にどのようなプロダクツが求められるか、4つのストーリーで提案しています。

①フレキシブル・スペース The Flexible Space

1_2  フレキシブルなスタジオのアパートや、変形可能な家具、ボタンを押すだけで変化する適応可能な空間構成を備えた作業空間を利用し、スペースを最適化していこうというストーリーです。
 背景には、人口増加とともに都市のシングル所帯が台頭し、生活空間の縮小現象が起こっていることが挙げられるといいます。米国では2016年にアパート建設は10年ぶりの高水準を記録しました。しかしその一方で平均住居面積は2009年以来7%減になったといいます。
 
②ヘルシー・スペースThe Healthy Space
2  都市に住む私たちは、大気汚染にさらされています。
 汚染は、人口密度の高い都市の大きなネガティブ要因の1つです。
 世界保健機関(WHO)の推定によると、地球上の10人のうち9人が汚染された空気を呼吸しているといいます。
 屋内空間には、グリーンを採り入れるなど、出来得る限りの健康への配慮が求められます。
 
③リメイド・スペース The Re-Made Space
3   都市化の速度よりも早いスピードで、都市廃棄物が増えているといいます。
 巨大なゴミの山に対処するために、将来の都市は廃棄物と資源の違いを忘れる必要があるのではないでしょうか。ゴミが新しいものの出発点になると考えてみることも大切です。これは都市環境をより持続可能なものにするために、再利用する方法を発見していこうというストーリーです。
 
④メーカー・スペース The Maker Space
4  インターネットの進展で、製造革命が起こっています。誰もがどこでも自分のアイテムを作成できるデジタル製作技術の民主化によって、生産の本質が根本的に変わろうとしているのです。
 市民は最先端の技術と実践的なスキルにより、自らの力を養うことができるようになってきます。未来都市は自給自足の場というヴィジョンを描き始めているようです。

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2018年1月15日 (月)

西印度諸島海島綿協会 賀詞交歓会 見通し明るく

 先週末、恒例の西印度諸島海島綿協会 賀詞交歓会がロイヤルパークホテルで行われました。

Img_54781jpg_3  冒頭、理事長の田中大三氏が、「今年は景気回復で、見通しは明るい。“繊維の宝石”と呼ばれる海島綿(シーアイランドコットン) に期待している」などと挨拶しました。

 現在海島綿を生産しているのは、カリブ海に浮かぶジャマイカとベリーズの二か国といいます。とくにベリーズ産のV135という希少品種は好評のよう。また同協会が蘇らせた米国産アメリカン・シーアイランドコットンも人気を集めています。

Img_54821 ところがジャマイカでは昨年、異常気象の影響で綿花栽培に困難を強いられたといいます。

 来賓のジャマイカのアリコック大使が、「今年は輸出を伸ばす」と決意を新たにしていたのが印象的でした。

 地球環境の変化は、こんなところにも及んでいると改めて思ったことでした。

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2018年1月14日 (日)

日本アパレル・ファッション産業協会新年会 明るい年明け

 謹賀新年。今年もJAFIC日本アパレル・ファッション産業協会の新年会が11日、ホテルニューオータニで行われました。
 全体に明るい年明けです。廣内武会長は、「昨夏以降、流れが変わり、市場拡大へ向けてよい方向が見えてきた」と挨拶。今年の協会活動のポイントは大きく次の3つといいます。
 一つは、新人クリエイターと企業のマッチングを図るJAFICプラットフォーム。今年はとくに素材産地との連携をより強めていくとのこと。
 二つ目は、今年で4年目を迎え、認証企業数が860社を超えたJ-クオリティ。日本商品の市場開拓の一つになりうるもので、世界への道がいよいよ見えてきたといいます。
 三つ目は、コト起こし。モノからコトへの時代に対応し、たとえばプレミアムフライデーなどのコトに力を入れていくとのこと。 

Img_54711jpg  来賓として登壇した小池百合子東京都知事は、「日本は糸へんの国で、世界に誇るものがある。2020年東京オリンピックの観光ボランティアのユニフォームは、ファッション業界の協力を得て、J-クオリティにもこだわる。そして首都東京からファッションを世界一にする」などと祝辞を述べました。

 アパレル業界は、総じて明るい雰囲気でスタートした模様です。実感の持てる景気回復が期待されます。

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2018年1月13日 (土)

JAPANTEX 2017 ⑵ 「和」の伝統工芸品の可能性

 先般のJAPANTEX 2017のテーマは、「日本のおもてなし、ひとを想うデザイン美学」でした。 これを受けて具現化されたのが“「和」の素材、「和」のインテリアたち”のコーナーで、今回の見どころの一つになっていました。Cimg07431展示されたのは伝統的な色・柄・デザインをモチーフにしたカーテンや壁紙、カーペット、畳や襖、経師や建具などです。時代を経て磨かれてきた「和」の商材に再び注目が集っているようです。
Cimg07421jpg  
 関連イベントとして、「和」の伝統工芸をテーマにしたセミナーも行われました。 講師は、英国でインテリアデザイナーとして活躍されているNSDA澤山塾代表の澤山乃莉子さんです。Cimg07391jpg
 澤山さんは英国インテリアデザイン協会 (BIID) メンバーで、日本の伝統工芸品を欧州マーケットに普及するための「Buy J Crafts Campaign」活動を継続的に行っているといいます。
 講演では「世界的視野から見た、優れた伝統工芸品のインテリア商材としての可能性」と題して、最近起こっている「和」のグローバル化について例を上げてわかりやすく語られました。
 まずはヨーロッパの装飾芸術史からです。とくに19世紀半ば、ジャポニズムがヨーロッパを席巻しました。英国においては1868年のロンドン万博日本館でレベルの高い工芸品が展示されたことをきっかけにブームとなります。その頃日本趣味を先導する存在だったのは、ロンドンのリバティ社で、同社が開発したリバティプリントは日本の小紋柄に因んでいるとか。スコットランドのチャールズ・レニー・マッキントッシュもジャポニズムの一大ムーブメントに加担した建築家で、その影響はウィーンにまで及んだといいます。フランクロイドライトの建築にも桂離宮そっくりの作品が見られたりします。またティファニーが当時トップメーカーの座に躍進することができたのは、日本の高度な工芸技術を得たからだったのですね。
 次に話は現代に移ります。日本の美意識は今や、様々な場面で再発見されているといいます。
 澤山さんは日本美に大きく二つの世界があると分析します。一つは「雅(みやび)」な世界、もう一つは「侘び寂び」の世界です。「雅」は絢爛豪華な着物や、ケンゾーのファッションに見られるような華やかなデザイン、「侘び寂び」は逆に禅の世界を連想させるミニマリズムであるといいます。装飾性を排した独自の建築的アプローチで知られる建築家ジョン・ポーソンは、まさに侘び寂びを表現しているといいます。2017年のパリのメゾン・エ・オブジェでも、「サイレンス」をテーマに侘び寂びの幽玄な世界が打ち出されたことは記憶に新しいところですね。
 昨今、デザイナーたちは、この二つの世界を結びつけて、新境地を開拓しているともいいます。たとえば有田焼の美、また2016年ミラノサローネで提案されたモロソ(MOROSO)のスシコレクション(SUSHI COLLECTION)などもそうといいます。

 歴史の長い日本文化は「雅(みやび)」から「侘び寂び」まで、奥が深い。ロンドンでは今、様々なイースト・ミーツ・ウエストの催しが好評といいます。澤山さんはツァーを組むなど、「和」のグローバル化に積極的に取り組まれている様子です。これはライフワークであるとも。日本のインテリアデザイン業界をもっと元気にしたい、と意気込まれていたのが印象的でした。

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2018年1月12日 (金)

JAPANTEX 2017 ⑴ デジタルプリント展で若手を支援 

 テキスタイルプリントデザインに今、革命的な変化が起こっています。それは製版の必要がないデジタルプリントの導入です。
 中でも画期的な大変革の只中にあるのがインテリア業界です。世界ではデジタルプリント壁紙が大きくシェアを伸ばしています。日本もこの流れに逆らうことはできません。

 昨年11月15日~17日、東京ビッグサイトで開かれた日本最大級の国際インテリア見本市 JAPANTEXでは、デジタルプリントエリアにおいて「デジタルプリント展」が開催されました。これは日本テキスタイルデザイン協会(TDA)とのコラボ企画によるもので、テーマは「時代のフィーリングを求めて・・・」です。

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 デジタル新時代に向けて、テキスタイルデザイン界も若返りを図っている様子です。TDAによると本展の趣旨はまさにそこにあるそうで、若手デザイナーに発表の場を設けることで、活動を支援し、育成していくといいます。

Cimg06951jpg  出展したのは、TDA選出による次世代フリーランステキスタイルデザイナー22名。平均年齢は32歳だそう。 コットン生地とシアー生地各2枚ずつ(150幅×4メートル)、全44枚のテキスタイル作品が展示され、いずれも迫力のあるデザインで、なかなか壮観でした。
 なおコットン生地をプリントしたのは、ミマキエンジニアリング、シアー生地はエプソンと極東産機+HPで、このような有力インクジェットプリントメーカーとの連携も話題を集めました。

 世界に向けて日本の優れたプリントデザインを発信、発展させていく、このような取り組みが、少しずつ成果を上げつつあるように思います。こうしたプロジェクト、次回も期待しています。

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2018年1月11日 (木)

パリで「アーヴィング・ペン回顧展」 奥深さに感動

 パリのグラン・パレで今月27日まで、「アーヴィング・ペン回顧展」が開催されています。昨年ニューヨークのメトロポリタン美術館で、その生誕100年記念展として行われた展覧会で、昨秋パリにやって来ました。私はそのときに見たのですが、現在はかなり長い行列ができているようです。
Img_26411 アーヴィング・ペンといえば20世紀最大の写真家の一人です。三宅一生のモード写真でも有名ですね。ファッション関係者なら、誰もがペンの写真を見たことがあると思うのではないでしょうか。

 会場入口のペンのプロフィールを見て、中に入ると、そこにはモノトーン写真がずらり。
 まずはその静謐な奥深さに感動させられます。色がない方が形を浮かび上がらせる効果があるようです。

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Img_26591jpg  ヴォーグ誌のカバー写真は、まさに珠玉といってもいい存在感を放っていました。
 クリスチャン・ディオールを始めとする、見慣れたファッション写真を次々に目にし、どこか郷愁のようなものを感じながら鑑賞しました。

 右は、ロシャスのマーメイドドレスを装うリサ・フォンサグリーヴス・ペン。
 何度も登場する美人で、スウェーデン出身の元祖スーパーモデル、ペンの妻となった女性です。

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 Img_26731jpg次に業界を代表するセレブたちのポートレート写真コーナーがあります。
 オードリー・ヘップバーンやイヴ・サンローラン、ピカソなど、おなじみの顔ぶれがそろっています。

Img_26651  また名も知れない労働者たちを写したものも多く、不思議な親近感を覚えたりしました。

 二階は、ペンの幅広い活動がわかる展示構成になっていました。
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 奇妙な花(右はケシの花)やヌードから、アフリカやニューギニアあたりの未開部族を題材にしたものなど様々です。

Img_26971  中でも面白いと思ったのが、タバコの吸い殻の写真です。
 このようなものも、ペンの手にかかれば立派なアートになるのですね。

Img_26831pg  上は、奥に見えるのが、道端でタバコの吸い殻を探すペンの姿を写した写真。その手前に愛用の一眼レフが展示されていました。

 この他、たくさんあり過ぎて語り尽くせません。

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 モードに限らず世相を幅広い視点でとらえたアーヴィング・ペン、その人物像を改めて見つめ直した展覧会でした。

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2018年1月10日 (水)

パリで「あの服」展 神田恵介と森永邦彦の新プロジェクト

 昨年9月半ば、パリにいた私は、パリの日本文化会館で開催されていた「ANOFUKU(あの服)」展にも行ってきました。

 これはファッションデザイナーの神田恵介と森永邦彦による新プロジェクトで、昨年9月から10月にかけて行われていたものです。
 二人は大学生時代、ファッションの活動仲間だったのですね。
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 両サイドには、二人のクリエーションの軌跡を物語る作品、神田恵介が手がける「ケイスケカンダ」と森永邦彦の「アンリアレイジ」のコレクションがディスプレーされていました。

155532anofuku_asics_x_keisuke_kanda そしてその先で紹介されていたのが、注目の新プロジェクトです。

 一つはアシックスとのコラボレーションによる、サラリーマンのための機能的なジャージーのスーツの提案です。

 右はこのリリースの写真です。

 そしてもう一つが、スタジオジブリとのコラボです。人気アニメ「となりのトトロ」を題材に製作した、たくさんの(200着あるとか)セーターを展示。
 セーターには「トトロ」と「猫バス」のモチーフが刺繍されていて、よく見るとモチーフが一枚ずつ、コマのように少しずつずれています。その映像も流れていました。
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 服づくりへの新しい側面を拓く、チャレンジングな二人展でした。

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2018年1月 9日 (火)

パリで開催された「スペイン民俗衣装展」 職人技に驚嘆

 昨年9月のパリでは、「スペインの民俗衣装展」がヴォージュ広場にあるヴィクトル・ユゴーの館で開催されていました。
 これはガリエラ宮パリ市立モード美術館による「スペイン」をテーマにした展覧会で、ヴィクトル・ユゴーが大のスペイン好きであったことから、この会場が選ばれたのだそうです。
Img_15641jpg  
 展示されたのは、マドリードにある服飾博物館(Museo del Traje)所蔵の18世紀末から20世紀初めのスペインの伝統的な衣装や装身具およそ40点で、パリでは初披露だったといいます。
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 スペインのカナリア諸島からアンダルシア、カタルーニャ、マヨルカ、アラゴン、Img_15681jpg_2 カスティーリャ、サラマンカなど、各地域に伝わる生活を反映した衣装が中心で、ブライダルやお祝いのドレスも数多く見られました。
 とくに刺繍やブレード、プリーツなど、バラエティに富んだ繊細な職人技がすばらしく、驚嘆しました。

Img_15771_5  あのオートクチュールの巨匠、バレンシアガも大いに影響を受けたといいます。

 今日ではもうないオリジナリティあふれる希少なドレスの数々です。現代ファッションにきっと新しい息吹を吹き込まれて迎えられる、と思ったことでした。

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2018年1月 8日 (月)

デイヴィッド・ホックニー回顧展 フォトコラージュに注目

0817_paae_davidhockney_1_3 昨年9月に訪れたパリで、ポップアートの巨匠、デイヴィッド・ホックニー回顧展を見にポンピドゥー・センターへ行ってきました。   
 ホックニーといえば、ファッションに多大な影響を与えてきたアーティストです。
  このところ、ファッションアイテムで人気のパッチワークやコラージュ、またテキスタイル1_4のニードルパンチの隆盛は、ホックニー作品の影響では、と思っています。

 そこでフォトコラージュに注目しながら、巡りました。
 とくに終盤にあった「四季」の風景をテーマにしたコラージュビデオはすばらしかったです。

  色使いも明るくて美しい。とくにブルーは目が覚める美しさです。カリフォルニアの海や空を思わせ、気分が高揚しました。
 
 最後、出口の壁にあった「Love Life」のサイン入りメッセージを見つけ、さすがの余裕と思ったことでした。80歳でご健在というホックニー氏、人生を大いに楽しんでいるようです。

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  写真は撮影禁止で、残念!

 なお本展は現在、ニューヨークのメトロポリタン美術館に巡回中です。開催は2月25日までとなっています。

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2018年1月 7日 (日)

パリ「メデューサ展」でティナ・チャウの作品もあった!

 私は昨9月にも訪パリしています。その頃、このブログで書き切れなかった事柄をここに書き記しておきたいと思います。

 昨年9月半ば、突然の風雨に襲われ、これを避難するように訪れたのがパリ市立現代美術館でした。Medusajewelleryexhibitionparismus_2 ここでは「メデューサ、ジュエリーとタブー(Medusa. Bijoux et tabous)
展」が開催されていました。

 「メデューサ」はギリシア神話に登場する蛇の髪を持つ女の怪物です。タイトルのように蛇を題材にしたジュエリーは、やはりたくさん出品されていました。

 高級宝飾品ブランドでブルガリといえば、蛇がシンボルです。それは蛇がメデューサの知性と生命力、官能の象徴といわれているからなのですね。
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 副題に「ジュエリーとタブー」とあるように、本展はジュエリーにまつわるタブーを解明しようという意図のもとに企画された展覧会でした。 400点あまりのジュエリーは、小さな彫刻のようです。Img_14361jpg身体を飾る装飾という以上のものが、たくさん出ていました。

 右は、ポスターの表紙にもなっていたダリのリップモチーフのジュエリーです。唇にルビー、歯にパールをあしらったデザインが、ダリらしい!

Img_14351  シュールなのはダリだけではありません。マン・レーやデ・キリコら、多くのアーティストのクリエーションも見られました。

 日本で60年代から70年代にかけてファッションモデルとして活躍したティナ・ラッツこと、ティナ・チャウの作品も展示されていました。
Cid_4af2b3f006174073a8111ce8d5070e9  それは右写真の竹製ブレスレットです。
 半透明のローズクォーツ(紅水晶)がはめ込まれています。
 (なお、この写真はパリ在住の友人、たかえさんが送ってくれたものです。)

 ティナは大富豪のマイケル・チャウと結婚し、ティナ・チャウと名乗ります。でもエイズに侵され41歳の若さで亡くなりました。
 美しくてセンスがいいというばかりではなく、このようなアートの才能もあったのですね。改めてティナを偲び、当時のファッションシーンを思い出していました。

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2018年1月 6日 (土)

パリ オルセー美術館で「ドガ ダンス デッサン展」も

 今回パリへ来て、オルセー美術館へ行ってきました。朝一番ではなかったのですが、それでも午前の早い時間に着きました。それでもものすごい行列でびっくり! 40分ほど並んで入場しました。
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20171229_122800  展示場は、元駅舎だったことがわかる吹き抜けの広々とした空間を利用しています。

 右は、名物の大時計です。

 久しぶりでしたのでゴッホやモネ、マネ、ルノワールなど、印象派や新印象派の名画からロダンやブールデルらの彫刻、アールヌーボーのインテリアなどを鑑賞しました。
20171229_1231011jpg  
 写真撮影が自由なこともうれしかったです。日本では展覧会は一部を除き撮影禁止です。

 とくに企画展として開催されていたのが「ドガ ダンス デッサン (Degas Danse Dessin)展」です。Img_53831
 ドガはバレエの踊り子の絵で有名な印象派の画家のエドガー・ドガで、フランスの詩人、批評家、思想家のポール・ヴァレリーと親交があったのですね。本展はこのポール・ヴァレリーがドガの逝去後に出版したImg_53791jpg_3 「ドガ・ダンス・デッサン」という書籍へのオマージュでした。

 左写真の手前は「青い衣裳の踊り子たち」1893年頃

 

Img_53771_2  「14歳の小さな踊り子」1932年
 これはドガによる唯一の彫刻作品とか。本物のチュチュを着けています。

 この他、様々なポーズをとるバレリーナや、馬を題材にしたものなど、ドガの集大成のような展覧会でした。

 オルセー美術館には、このようなおなじみの作品が揃っています。世界中から人が集まってくるのは当たり前ですね。

 外に出てみましたら雨でした。冷たい雨のなか、行列はさらにさらに長く伸びていました。

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2018年1月 5日 (金)

パリ穴場スポット 古代ローマ浴場跡に建つ中世美術館

 パリへは何度も訪れているのに、このクリューニー国立中世美術館には数十年前に行ったきりで、前を通り過ぎるだけでした。
 今回改めて中世美術を見てみようと、クリューニーへ行って来ました。

 ところで最近のパリは美術館など公的な建物への入場はチェックが非常に厳しくて、どこへ行っても検査のために大行列させられます。テロ防止のためで致し方ありません。
 でもここは行列もなく、すんなり入ることができました。内部もとても静かでした。日本語の音声ガイドの無料貸し出しもあり、久しぶりにじっくりと見て回りました。 

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 この美術館は古代ローマの浴場跡を利用して建てられているのです。パリには古代ローマの遺跡がいくつか残存していますが、ここもその一つといいます。現代の都、パリに今なお古代遺跡が残存していることに驚かされます。

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Img_54141 1階は、古代遺跡の中に中世が溶け込んでいるような空間です。まさに悠久の歴史を感じさせられます。

 右はアダムの像です。


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 館内では、特別展「中世のガラス展」が開催されていました。

  ガラスの歴史って古いのですね。古代エジプトにまで遡るとか。
 右は英国の書物の挿絵です。吹きガラスが盛んにつくられていたことがわかります。

 ベネツィアングラスやガラスのオブジェ、それにステンドグラスなど、中世を彩る様々なガラス製品が展示されていました。
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 1階から工事現場にでもありそうなちょっと怖い鉄格子の階段で、2階へ上ります。

 チャペル奥の展示室で、ようやくお目当てだったタピスリーに出会いました。古びた織物なのに違和感なく迫ってきます。時代を感じさせる多色の色合いが美しい!Img_54211  騎士物語の連作タピスリーがずらりと並べられています。日本の絵巻物を織物で表現した、といった感じです。

Img_54171  あの有名な一角獣もありました。この一角獣の周りには、ライオンや猿、雉、鹿などの動物が付き従っています。

The_lady_and_the_unicorn_desire  右は解説パンフレットにあった「貴婦人と一角獣」です。

 日本にも2013年に初来日しましたね。国立新美術館での熱狂ぶりを思い出します。

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2018年1月 4日 (木)

フランス第二の都市リヨンを訪ねて 

 シャモニーモンブランからパリへの途中、下車して、フランス第二の都市、リヨンを訪れました。
 リヨンといえば絹の街です。まずは世界最大規模といわれるテキスタイルのミュージアム、リヨン織物装飾芸術博物館に行ってきました。ここは以前、来たことがあって、実は昨年まで閉館の危機にさらされていたのです。存続が決まってホントによかったです。

Img_53621  重厚な18世紀の建物内には、古今東西の織物や衣装が一堂に展示されています。

Img_53581jpg_2  日本の着物もありました。
 右は、日本の着物に見られる意匠、ツバメや菊の花模様などを採り入れたジャカード織の生地です。

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 第一帝政時代のハイウエストの古代風ドレスは、おしゃれで有名だった皇后ジョゼフィーヌのものといいます。

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 ベネツィアを本拠に活躍した20世紀初頭のクチュリエ、マリアーノ・フォルチュニーのストーンとしたプリーツドレスも見ることができました。

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 ザクロ模様のマントです。ルネサンス期のものと思われます。

Img_53561  織物装飾芸術博物館には、ジャカード織機の古いものも出品されていました。
 この自動織機は、1801年にフランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカールにより発明されたといいます。


 世界文化遺産に正式登録されたリヨンの旧市街に足を延ばし、丘の上に建つフルヴィエール教会に行ってみました。ここからはリヨンの夜景が美しかったです。
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 天井画はImgp07151_3 モザイク画でしょうか、その華麗な装飾が印象的でした。

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2018年1月 3日 (水)

シャモニーモンブランは水晶の町

 シャモニー谷は雪、雪、雪。仕方ないので、ピッケルなど登山用具を展示するアルペンミュージアムなど、博物館巡りをしました。

 中でも一番印象に残ったのはクリスタル(水晶)博物館でした。
Imgp06661jpg_2 ここはモンブランの水晶取りで発展してきた町だったのです。山岳リゾートとスキーだけの町ではなかったのですね。
 水晶を売っている店がなぜ多いのか、その理由がわかりました。

Imgp06671_3  クリスタル博物館ではモンブラン山塊やアルプス地方で産出されたクリスタルクォーツやアメジスト、ガーネットなどを一堂に展示。
 中でもモンブランの名峰で採掘されたという巨大な水晶は圧巻でした。

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Img_53461  手前はスモーキークォーツ(黒水晶)。グランド・ジョラスで採れたものだそうです。

Imgp06131  モンブラン登頂に初めて成功したのは、水晶取りを職業にしていたパルマとソシュールという二人の人物で、彼らの銅像(写真右)が街の広場に立っていました。手を上げているのがパルマで、モンブランの方向を指しているといいます。
Imgp06581 街で、アルプスの山岳高地らしい馬車も見かけました。

Imgp06151jpg  夜の街はイルミネーションやライトアップで華やか、クリスマス気分を盛り上げていました。

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2018年1月 2日 (火)

メール・ド・グラース氷河の洞窟に氷のラウンジがあった!

 シャモニーで観光名所の一つとなっているメール・ド・グラース氷河の洞窟を訪れました。

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Imgp04911jpg   麓の可愛らしいモンタンヴェール鉄道駅から登山電車に乗って、20分ほどで終点の展望台駅に到着します。

 ここからフランス最大の氷河といわれるメール・ド・グラース氷河の絶景が見られるはずでしたけれど、あいにくの小雪模様でほとんど見えません。でも洞窟観光に支障はなくてよかったです。
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 テレキャビンで途中まで降り、その後300段の階段を下ると洞窟です。
Imgp05261jpg 入口は氷河の厚い氷壁をくり抜いたような、ぽっかり開いた穴でした。

Imgp97831  美しい青いトンネルに吸い込まれるように内部へ進みます。

Img_53051  最奥部には幻想的なイリュミネーションに彩られた光の空間が広がっていました。もう神秘の別世界! よく見ると、氷のソファやバーカウンター、暖炉もあって、もうまるでホテルのラウンジのようでした。

 今、地球温暖化で氷河が後退しているといいます。
 写真を見ると、かつてこの鉄道が開通した頃の氷河は明らかに鉄道線路の近くまで来ていたのに、現在は深い谷底です。資料によると、氷河は約半世紀で1000メートルも下に下りてきてしまったとか。愕然とさせられました。
 この洞窟を守るためにも、これ以上の温暖化は防がないといけない、と改めて思ったことでした。

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2018年1月 1日 (月)

シャモニーモンブランへ行ってきました!

 昨年末のクリスマスから年始にかけて、フランスのシャモニーモンブランからパリへ行ってきました。

Imgp96051jpg  シャモニーでは、お天気がよかったのは初日だけで、あとは雪の日ばかりで残念でした。
 でもロープウェイや登山電車に乗って、険しい岩が連なる峰々や大氷河、眼下に広がる街の雪景色を楽しみました。

 壮大なスケールで迫って来る大自然の美しさは、映像で見るのとはケタ違いでした。

Imgp97292_2  上の写真は、エギーユ・ドュ・ミディ(針峰 3,842m)で、ロープウェイから撮ったもの。

Imgp03401 エギーユ・ドゥ・ミディの一番高い展望塔から下の展望台を見下ろしたものです。

Img_52671  上の写真で、正面左奥の岩峰がアルプス3大北壁の一つ、グランド・ジョラス(4,208m)です。

Imgp02791_2  一番遠くにちょこっと見える山がヨーロッパアルプス最高峰のモンブラン(4,810m)です。写真が逆光になってしまいました。
Imgp03241jpg モンブランは、お椀をひっくりかえしたような、なだらかな丸い形をしています。そういえば栗の実の形に似ているようです。

Imgp96981 手前がグランド・コンバン(4317m)で、その右後ろにそびえているのが、もう一つのアルプス3大北壁であるマッターホルン(4,478m)です。11年前、このマッターホルンを望む街、スイスのツェルマットに行ったことが懐かしく思い出されました。

Imgp96451  大氷河も間近く見えました。

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